若葉台団地再生プロジェクト
2014-05-19 10:30:02
神奈川県住宅供給公社、若葉台団地再生プロジェクト始動!子育て世代向け拠点誕生
神奈川県住宅供給公社、若葉台団地再生プロジェクト始動!子育て世代向け拠点誕生
少子高齢化が進む中、郊外型団地の活性化が課題となっています。神奈川県住宅供給公社は、横浜市旭区若葉台団地において、再生プロジェクトの一環として新たな取り組みを開始しました。その目玉となるのが、5月22日にオープンした「わかば親と子の広場そらまめ」です。
若葉台団地再生:持続可能なコミュニティ創造へ
若葉台団地は、地域活動が盛んなことで知られています。公社は、団地再生の方向性として「団地内への若年・子育て世代の流入」を目指し、「持続循環型のコミュニティを創造すること」を掲げています。
「わかば親と子の広場そらまめ」は、この目標達成に向けた重要な一歩です。横浜市の「親と子のつどいの広場事業」に基づき整備されたこの施設は、未就学児を持つ親子の交流拠点として機能します。気軽に集まり、自由に過ごせる空間を提供することで、子育て世代の負担軽減と地域社会への参加促進を目指しています。
地域連携による一体運営
「わかば親と子の広場そらまめ」は、NPO法人若葉台が中心となり、子育てささえあい連絡会、地元の連合自治会、まちづくりセンター、そして神奈川県住宅供給公社が連携して運営されます。長年、子育てサロンを運営してきた実績を持つ団体も参加しており、地域全体で子育てを支援する体制が構築されています。
多様な機能と環境への配慮
この施設では、子育て親子の交流の場を提供するだけでなく、子育てに関する相談、地域情報の提供、子育て支援に関する講習会なども実施する予定です。また、環境面にも配慮し、床材には、公社が参画する中井町メガソーラー事業から発生した伐採材を使用しています。これは、地域資源の有効活用という点でも大きな意義があります。
今後の展開
「わかば親と子の広場そらまめ」の開設は、若葉台団地再生プロジェクトの大きな成功事例と言えるでしょう。公社は、このモデルを他の団地にも応用展開することを視野に入れ、今後も団地再生・活性化に向けた取り組みを推進していく予定です。
若葉台団地概要
若葉台団地は、横浜市旭区に位置し、JR横浜線など複数の駅からバスでアクセスできます。昭和54年から計画的に開発された分譲住宅・賃貸住宅の複合団地で、約6,304戸、15,000人以上の住民が暮らしています。高齢化率は約36.5%と、高齢化社会の課題も抱えています。
「わかば親と子の広場そらまめ」の開設は、単なる施設の整備にとどまらず、地域社会の活性化、世代間交流の促進、そして持続可能なコミュニティ形成に向けた重要な一歩となります。今後の展開に期待しましょう。
会社情報
- 会社名
-
神奈川県住宅供給公社
- 住所
- 神奈川県横浜市中区 日本大通33番地
- 電話番号
-
045-651-1857