スリーハイ、台湾最大の半導体展示会「SEMICON Taiwan 2025」に初出展
横浜市都筑区に本社を置く株式会社スリーハイが、2025年9月10日から12日まで台湾・台北市で開催される半導体製造装置・材料の総合展示会「SEMICON Taiwan 2025」に初めて参加します。この出展は、台湾での展示会としては「Taiwan Innotech Expo 2024」や「FOODTECH TAIPEI 2025」に続く3回目のもので、特に注目が集まっています。
スリーハイの展開と国際連携の強化
今回の出展は、台湾の産業機器販売代理店である集安電工有限公司との共同出展で行われることが特長です。スリーハイは、半導体工場における加熱効率や省エネルギー性を支えるために、日本製のオーダーメイドヒーターや温度制御技術を披露します。これまで約2割の導入先が半導体製造業であり、業界内でのニーズと関係の深さが伺えます。
電気代の高騰が続く今、半導体製造業界では温度管理の重要性がますます増しています。スリーハイはその課題をクリアにするために、「あたためる」プロフェッショナルとしての力を発揮し、個別のニーズに応じたオーダーメイドのソリューションを提案しています。これまでの業界経験を活かし、7123社もの「熱の困った」を解消してきた実績が、国際企業との連携や共同出展に結びついています。
展示会の概要と出展製品
「SEMICON Taiwan 2025」の具体的な展示内容としては、以下の製品が予定されています。
- - 配管用シリコンラバーヒーター:薄型で自由な設計が可能で、高い熱応答性を誇ります。
- - コードヒーター:細い配管やチューブにも巻き付けやすく、複雑な形状への適用が容易です。
- - ベルトヒーター:取り付けが簡単で、さまざまな設備の加熱や保温に対応します。
- - シリコンスポンジ断熱材:複雑な形に巻きつけやすく、熱効率の向上及び電気代の削減が期待されます。
これらの製品は、特に半導体工場においてガスの温度低下防止に使用されており、高評価を得ています。特に2025年6月に出た「FOODTECH TAIPEI 2025」では、78件の商談が成立しました。
台湾とのビジネスの展望
スリーハイは台湾企業とのつながりを強化しており、2024年には台湾企業の視察を受け入れました。この経緯から、さらに具体的なビジネスチャンスが広がっているようです。2024年11月には台湾経済部からの視察団が訪れ、産業協力に関する覚書も締結しており、国際連携を進めるスリーハイの姿勢が伺えます。
株式会社スリーハイは、1990年に設立され、「ものを想う。ひとを想う。」を企業理念に掲げています。従業員数は44名で、業界においては技術力にも定評があります。今後の国際市場への進出が、どのような成果をもたらすのか注目です。公式サイトやSNSも活用し、最新情報の取得をお勧めします。公式サイトは
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