多彩な木材利用を評価する「ウッドデザイン賞2018」の受賞作品発表

ウッドデザイン賞2018受賞作品が発表

2018年10月25日、待望の「ウッドデザイン賞2018」の受賞作品が選出されました。本賞は、木材を用いた暮らしや社会の豊かさを評価し、具体的な取り組みを促進するための顕彰制度です。今回の受賞作品は189点で、幅広い分野から393点の応募があった中から選ばれました。

応募と審査の過程

今年の各作品は、第一次審査を通過した後、専門家による第二次審査を受けました。審査委員には建築家の隈研吾氏やプロダクトデザイナーの益田文和氏、アーティストの日比野克彦氏が名を連ねており、彼らの厳しい目がプロジェクトの真価を見極めます。

特に、従来の木材利用を超えた新たなビジネスモデルや、地域資源を活かした持続可能な取り組みが評価されました。

受賞作品には、「WOOD GARDEN」や「家庭用エコグッズ」など、多様な社会課題に応えるアイデアが含まれています。これらのプロジェクトは、木の持つ温もりや機能性を最大限に引き出す工夫がなされており、使い手にとっても心地よい体験を提供します。

賞の構成とスケジュール

「ウッドデザイン賞2018」は、最優秀賞、優秀賞、奨励賞、そして特別賞が設けられています。最優秀賞は、11月20日に発表され、その後、12月6日から8日までの「エコプロ2018」で表彰式や受賞作品の展示が行われる予定です。

この展示では、各受賞者がプロジェクトの背景や意義について語るセミナーも行われ、来場者も木の価値について学ぶ良い機会です。また、受賞作品は冊子や公式ウェブサイトでも確認できるため、興味のある方はぜひチェックしてください。

未来に向けた木材の利用

ウッドデザイン賞の意義は、木材利用の新たな方向性を示し、未来の持続可能な社会に向けた示唆を与えることにもあります。樹木の管理や木材を利用した建設、生活スタイルの提案は、地域活性化や環境保護にも寄与する重要な要素です。

現在、木材の利用は大規模な施設から小規模な日常のプロダクトに至るまで多岐にわたります。これらの素材の使用が広がることで、我々の暮らしがより豊かになることを期待しています。