デイブレイク、米国で冷凍寿司の新たな展開
デイブレイク株式会社は、米国に子会社「DayBreak USA Inc.」を設立しました。これにより、冷凍技術や冷凍寿司の研究開発が強化され、さらなる普及が促進されることになります。本社の所在である東京都品川区から、冷凍技術の新たな挑戦が始まります。
米国市場への本格展開
デイブレイクは、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を駆使し、2024年には冷凍寿司の海外輸出を本格化させる予定です。特に注目すべきは、2025年6月から日系スーパー「ミツワマーケットプレイス」で冷凍寿司を販売開始する点で、これは西海岸からハワイまでの広範囲な市場をターゲットにしています。また、2025年には双日食料株式会社との業務提携を結び、今後の海外展開を加速させる計画です。
冷凍寿司の新たな可能性
今回の子会社設立は、冷凍寿司の流通を拡大するとともに、冷凍技術の現地開発を強化することを目的としています。新たに設立された「DayBreak USA Inc.」の代表は、デイブレイクの副社長であり冷凍寿司の海外輸出責任者である片山良宏氏が務めます。片山氏は、現地企業との協力を強化しながら、冷凍技術のさらなる発展と冷凍寿司の浸透を推進すると語っています。
食品業界の課題解決に向けた意義
片山氏は、米国市場で冷凍技術と冷凍寿司が必要とされていることが、子会社設立の大きな後押しとなったと述べています。人手不足や食品ロス、物流の問題が顕在化する現代において、デイブレイクの技術が食品業界に新たな価値を提供することが期待されています。開発された冷凍寿司は、温度変動があっても品質が保持され、解凍後には鮮度を失わないという特長を持っています。
アートロックフリーザーによる品質維持
デイブレイクの冷凍技術は、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」により実現されています。この技術は、食品を急速かつ均一に凍結させることで、氷結晶を小さく制御し、細胞の損傷を減少させます。この過程で、食材のうま味成分を保持し、また、冷凍寿司も握りたての食感を再現します。2025年には米国市場において、デイブレイクの冷凍寿司が定番商品として認知される見込みです。
未来への展望
デイブレイクは「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションを掲げ、グローバルな舞台でその実現を目指しています。冷凍寿司を起点にした事業展開を加速し、持続可能な価値を創出し続けるという挑戦が始まります。今後もデイブレイクは特殊冷凍技術のパイオニアとして、様々な課題に取り組む姿勢を貫いていきます。
会社概要
- - 会社名: DayBreak USA Inc.
- - 設立日: 2025年11月11日
- - 所在地: 米国 カリフォルニア州
- - 事業内容: 冷凍技術開発及び食品流通事業
デイブレイクの取り組みに、今後も注目が集まります。