香りで宿泊体験を彩るセントカンパニーの新たな挑戦
株式会社セントカンパニーが手掛ける香りのマーケティングは、今や一線を画す注目の施策として注目されています。大阪市に本社を構える同社は、宿泊施設「Nazuna 京都 西本願寺」において、香りを駆使した新しいマーケティング戦略を実施し、その成果を発表しました。
空間の価値を高める香り
Nazuna 京都 西本願寺は、西本願寺からほど近く、静寂に包まれた美しい枯山水の石庭が特徴の宿泊施設です。この特別なスペースに、セントカンパニーがデザインした香りが導入されています。香りは、ただの空間演出にとどまらず、宿泊者に深い印象を与える重要な要素となっています。
導入された香りは、檜やシダーウッドの深みと、イタリア・カラブリア産のベルガモットやシチリア産のレモンの爽快感が見事に調和したもの。さらに、リツェアクベバや花々の微細な香りが加わり、この空間はまるで自然の森の中にいるかのような心地よさを提供しています。日本人にも親しまれる香りを通じて、宿泊者は異なる感覚での体験を得られるのです。
香りを通じた収益化の新モデル
セントカンパニーの香りのマーケティングは、空間演出だけでなく、収益化の面でも革新をもたらしました。「Nazuna 京都 西本願寺」では、導入した香りを応用したハンドソープやリードディフューザーが販売されています。宿泊者はこれらをお土産として購入できるため、体験の一環として香りを持ち帰ることが可能です。この仕組みにより、宿泊施設は運営コストを回収しつつ、利益も確保することが実現しました。
宿泊者は旅の思い出を香りという形で持ち帰ることができ、香りを通じてホテルと顧客のつながりを深めることができます。これにより、宿泊体験がより記憶に残るものとなり、ブランド価値の向上にも寄与しています。
品質とブランドを香りで表現する
セントカンパニーは、Nazuna 京都 椿通や京都 東本願寺、箱根 宮ノ下など複数の施設でも香りの導入を手掛けています。この取り組みは、施設の世界観やブランドの特徴を香りを通じて可視化することを目指しています。それぞれの空間は、訪れる顧客の感性に訴え、印象的なブランド体験を提供することに成功しています。
セントカンパニーは、今後も香りを道具にして、宿泊施設の価値向上に向けた戦略的アプローチを進めていく方針です。香りを通じて、訪れる人々に深い感動を与える新たな体験を提供しつつ、収益化も同時に実現するこの取り組みは、今後のホスピタリティー業界にも大きな影響を及ぼすことでしょう。
セントカンパニーについて
セントカンパニーは、ヨーロッパで初めて嗅覚をブランド戦略の中核に据え、リーディングカンパニーとしての地位を築いています。世界的に有名なマスターパフューマーが手による香りは、多くのラグジュアリーブランドやホテルで使用されており、圧倒的な実績を誇ります。
会社情報
- - 会社名: 株式会社セントカンパニー
- - 所在地: 大阪市中央区備後町2-5-8 日本綿業会館6階
- - 代表: 河合邦夫
- - 設立: 2020年2月
- - ウェブサイト: セントカンパニー公式サイト
香りを武器にしたセントカンパニーの新たな挑戦は、宿泊施設の新たな価値を生み出す一助となることでしょう。