森下仁丹が示す次世代の健康素材
2025年10月、東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2025」に、森下仁丹株式会社がブース出展することが確認されています。この展示会では、同社の最新の機能性素材やシームレスカプセル技術が発表される予定です。
健康をサポートする機能性素材
森下仁丹は、展示会において健康をテーマにした様々な素材を紹介する予定で、その中にはローズヒップエキスとカシスエキスが含まれます。これらは特に注目されている健康素材であり、いずれも独自の研究と開発によって得られたものです。
ローズヒップエキス
ローズヒップエキスは、種子を含む丸ごとの果実から抽出されています。この素材には、脂肪の代謝を促進し、体脂肪を減らす効果が期待されるティリロサイドが含まれています。特にこの成分は、植物由来の特有の苦味や渋みが少ないため、食品としての応用がしやすいという点が特長です。たとえば一日の摂取目安量は、ローズヒップ由来ティリロサイドでわずか0.1mg、エキス末では100mgです。この使いやすさが、多様な製品開発を可能にする要因の一つです。
カシスエキス
一方、カシスエキスはニュージーランド産の果実から得られる100%ピュアエキスです。アイケア素材として一般的に利用されており、ルチノシドと呼ばれるアントシアニンが含まれています。このカシスエキスも、機能性表示食品として多くの実績があり、注目されています。摂取量の目安としては、カシスアントシアニンとして50mg、エキス末として167mgが推奨されています。
先進的なシームレスカプセル技術
森下仁丹は、粉末から液体までを包むシームレスカプセル技術を活用したOEM受託を提供しています。この技術では、耐酸性や耐熱性などの機能を持たせた皮膜を使用しています。お客様のニーズに合わせた企画・設計から製造、包装まで、一貫したトータルサポートを行います。
錠剤の受託製造
さらに、錠剤医薬品製造のノウハウを持つグループ会社『MJ滋賀』が2023年12月に加わり、錠剤のOEM受託サービスが開始されます。同社は専用のGMP認証工場にて、高品質かつ差別化された製品を提供することを目指しています。錠剤化が困難な素材の取り扱いなど、柔軟な対応が可能です。
出展社プレゼンテーション
森下仁丹のブースでは、特に注目されるプレゼンテーションも予定されています。「開発現場の困ったを解決!安定性に優れたローズヒップポリフェノールMJとPRISMA2020」と題したこの発表は、10月15日(水)13:30から行われ、事前申し込みは不要で無料で聴講できます。
展示会の詳細
食品開発展2025は、2025年10月15日から17日まで開催されます。会場は東京ビッグサイトの西1・2・4ホールで、主催はインフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社です。来場には事前登録が必要ですので、参加を希望する方は早めの登録をお勧めします([
公式HP](https://www.hijapan.info/))。
森下仁丹は、1893年の創業以来、「社会への奉仕」を信念に、人々の健康と豊かな生活の実現を目指してきました。今回の展示会出展は、その理念のもと、さらなる企業価値の向上を目指す一歩となるでしょう。