AI顔認証エンジン
2024-09-25 12:56:17

サイバーリンク、新AI顔認証エンジンの最新バージョン7.0.0を発表

サイバーリンク、FaceMe® SDK 7.0.0を発表



台湾・台北に本社を置くサイバーリンク社が、AI顔認証エンジン「FaceMe® SDK」の最新バージョン7.0.0を発表しました。新バージョンは、認証精度が最大300%向上し、従来の顔認証モデルと比べて、速度や機能も格段に強化されています。これにより、多様な分野での利用が期待されます。

第11世代顔認証モデルの特徴


新しく搭載された第11世代の顔認証モデル(VH 11)は、他人受入率(FAR)のしきい値を大幅に引き上げ、悪質な不正アクセスを極限まで抑制しています。具体的には、1e-6から3e-7に改善され、96.64%という高い認証精度を記録しました。これにより、セキュリティの確保が一層強化されます。

また、本人認証率(TAR)も従来のモデルと比較して最大43%向上し、97.58%の精度を持つことが確認されています。これにより、オフィスや工場での入退室管理、オンラインサービスでの本人確認(eKYC)など、さまざまなシナリオでの導入が可能です。

顔検索のスピードも大幅向上


顔検索機能についても、最新のGPU技術を活用し、検索速度を109%向上させました。これにより、1:Nの顔検索が0.0011ミリ秒で行えるようになり、現場でのリアルタイム処理が可能となります。

なりすまし防止機能の強化


顔認証技術では、なりすまし行為を防ぐことがますます重要になっています。新バージョンでは、iOSデバイスの3D深度カメラを利用し、3Dマスクによる不正行為を高精度で検出できる機能が追加されています。これにより、なりすまし攻撃防止の精度が著しく向上しています。さらに、FaceMeのなりすまし防止機能は、過去のテストで不正検出率100%を達成しており、その信頼性は実証されています。

その他の新機能


加えて、最新のJetson AGX Orinシリーズにも対応し、必要な機能を選択可能にすることで、メモリの使用量を抑制できます。これにより、ユーザーは自ら使いたい機能だけを選んでアプリケーションを実行できるため、効率的なシステム運用が実現されます。

まとめ


顔認証技術の進化は、ビジネスや世の中のセキュリティーを改善し、ユーザーの利便性を向上させる重要なカギとなってきました。サイバーリンクのFaceMe® SDK 7.0.0の登場により、今後ますます多様な用途での実装が進むでしょう。関心のある方は、ぜひ公式ウェブサイトで詳細を確認してみてください。

FaceMe® SDKの詳細はこちら

なりすまし防止機能の詳細はこちら


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会社情報

会社名
サイバーリンク株式会社
住所
東京都港区芝大門 1-16-3芝大門116ビル3F
電話番号

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