筑紫オールドゴシックが新たに4ウエイトを追加
フォントワークスは、人気のフォント「筑紫オールドゴシック」に新たに4つのウエイトを追加し、全6ウエイトのファミリーとなりました。このフォントは、2014年にフォントワークスの書体デザインディレクターである藤田重信によってデザインされ、金属活字時代を彷彿とさせるスタイルが特徴です。
筑紫オールドゴシックの魅力
この書体は、漢字や仮名の引き締まった構造、流れるようなはらい、そして筆の名残を感じさせる豊かな抑揚を持ち、凜として言葉を表現する力を備えています。これに新しく4つのウエイト、すなわち「R(レギュラー)」「M(ミディアム)」「D(デミボールド)」「E(エクストラボールド)」が追加されることで、選択肢がさらに広がりました。
既存ウエイトとの関係
筑紫オールドゴシックの新しいウエイトは、従来の「UL(ウルトラライト)」と「B(ボールド)」に加わる形となります。ウエイトの種類は次の通りです。
- - UL(ウルトラライト): 最も細いフォント
- - R(レギュラー): 標準的な太さ
- - M(ミディアム): Rの次に細い、おすすめの本文用フォント
- - D(デミボールド): より強調された印象
- - E(エクストラボールド): 最も太いフォント
これにより、筑紫オールドゴシックは多様な用途に対応できるフォントへと進化しました。
特設サイトと今後の展開
筑紫オールドゴシックの魅力をさらに深く知るための特設サイトも開設されています。このサイトでは「目と耳で文字を感じる」というコンセプトのもと、視覚と聴覚の両面からフォントを体感することができます。是非アクセスしてみてください。特設サイトはこちら:
筑紫オールドゴシック特設サイト
また、フォントワークス公式noteでは、書体デザインディレクター藤田重信のインタビューも近日中に公開予定です。フォローしておくと、最新情報が届くのでお見逃しなく。公式noteはこちらから:
フォントワークス x Monotype 公式note
利用方法
筑紫オールドゴシックは年間定額制フォントサービス「フォントワークス LETS」や「学生向けフォントワークス LETS」、Webフォントサービス「FONTPLUS」で追加料金なしに使用することができます。これにより、デザイナーやクリエイターにとって手軽に利用可能なフォントとなっています。
藤田重信について
藤田重信は1957年に福岡県で生まれ、1975年に株式会社写研で文字デザインのキャリアをスタート。その後、1998年にフォントワークスに入社し、多数の書体開発に携わります。2004年には筑紫書体を発表し、2017年にはシリーズ全体がグッドデザイン賞を受賞するなど、数々の実績を残しています。今後も藤田氏のデザイン活動から目が離せません。
詳細なプロフィールはこちら:
藤田重信のTwitter
会社概要
フォントワークス株式会社は、東京都港区に本社を置くフォントデザイン会社です。日本国内の多くの企業やクリエイターに向けて、高品質なフォントを提供し続けています。公式ウェブサイトはこちら:
フォントワークス公式サイト
フォントワークスは、筑紫オールドゴシックなどの独自の商標を持つ企業であり、今後の展開にも期待が寄せられています。新ウエイトの導入により、さらに幅広い用途での利用が見込まれ、多くのクリエイターに愛用されることでしょう。