株式会社ユニコーンファームは、スタートアップや新規事業の成長を支援するオンラインスクールSAA(Startup Advisor Academy)と提携し、インタビュープラットフォーム「Spready」を提供開始しました。この提携により、SAAの卒業生は新規事業開発に必要な市場ニーズを把握するためのユーザーインタビューをより効率的に行えるようになります。
提携の背景
ユニコーンファームは、内閣府が発表した「スタートアップ5か年計画」に基づき、スタートアップ創出のためのネットワーク構築を目指しています。その一環として、2022年3月からスタートアップアドバイザー(起業参謀)を育成するオンラインスクールSAAを運営しており、これまでに約200名の卒業生を輩出しています。現在第6期の受講生53名が在籍している状況です。
一方、Spready株式会社は、日本のイノベーションを支える出会いを提供することを目的としたインタビュープラットフォームを運営しています。国内外の大企業約500社がこのプラットフォームを利用しており、イノベーション戦略から定性調査まであらゆる支援を行っています。
ユーザーインタビューの重要性
新規事業を立ち上げるにあたって、ユーザーインタビューは市場ニーズの把握に不可欠なプロセスです。Spreadyと提携したことで、SAA卒業生は「Spready」を無料で利用でき、迅速なフィードバックを得ることが可能となります。これにより、開発プロセスでの意思決定がよりスムーズに行えるようになります。
SAA(Startup Advisor Academy)の詳細
SAAは、5ヶ月の短期集中プログラムで、スタートアップアドバイザーに必要なノウハウを学ぶことができます。毎週、業界のトップランナーから講義を受けることができ、圧倒的な成長を促すメソッドが用意されています。また、講師陣や仲間とのネットワーキングの機会も豊富で、新たなビジネスの創出に向けたコミュニティが形成されています。
「Spready」の特徴
「Spready」は、新規事業開発やユーザーヒアリングに必要な相手を効率的に見つけるためのマッチングプラットフォームです。個人や法人、専門家とのマッチングを可能にし、自己応募や「ユーザーからの紹介制」といったユニークなアプローチを採用しています。このため、多様なユーザーセグメントにアクセスしやすく、一度マッチングした相手との再インタビューも簡単に行えるのが大きな特徴です。
代表者のコメント
ユニコーンファームの代表取締役CEO、田所雅之氏は、「今回の提携は非常に嬉しい。SAAを通じて高スキルな人材を育成してきたが、Spreadyを利用することでユーザーインタビューを効率的に実施できると思う。また、SAAに興味がある方はぜひお問い合わせいただきたい」と語っています。
一方、Spreadyの代表取締役佐古雅亮氏は、事業会社の創出支援において両社の提携が重要な役割を果たすとし、「多くの事業創出が日本から生まれるよう、共に切磋琢磨したい」とコメントしています。
この提携が、今後の日本のスタートアップや新規事業の成功に向けた新たな道を切り開くことが期待されます。尚、詳細については各社の公式サイトをご覧ください。