三つ目 ミッシング・ピーシズ
2024-06-26 14:22:44

手塚治虫の編集術が光る!『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』7月10日発売

手塚治虫の代表作の一つである『三つ目がとおる』の雑誌掲載時と単行本版の違いを比較できる書籍『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』が、株式会社リットーミュージックの出版レーベル立東舎より2024年7月10日に発売される。

本書では、2023年11月に刊行され話題となった『ブラック・ジャックミッシング・ピーシズ』と同様に、雑誌掲載時の初出版と単行本版を見比べて、手塚治虫の編集術や創作過程を深く知ることができる。

例えば、収録作品の一つである「キャンプに蛇がやってきた」では、ほとんど同じ絵なのにセリフが異なり、全く別の作品となっていることに驚かされる。また、第1話「三つ目登場」は原画をカラーで掲載しており、『ブラック・ジャックミッシング・ピーシズ』と同様に、連載最終話「スマッシュでさよなら」も掲載されている。

さらに、本書には新たに発掘されたネームやキャラクタースケッチ、連載時の扉絵や自筆のシノプシスなどの関連資料も多数掲載されている。これらに加えて、「三つ目がとおる」初出・単行本掲載作品リストや充実の解題(濱田髙志)を付すことで、『三つ目がとおる』の全体像を理解することができる。

2024年7月で連載開始から50年を迎える『三つ目がとおる』の世界を、新たな視点から楽しめる一冊となっている。
『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』は、手塚治虫の編集術や創作過程を深く理解できる貴重な書籍だ。雑誌掲載時と単行本版の違いを比較することで、手塚治虫が作品をどのように作り上げていったのか、その一端を垣間見ることができる。

特に興味深いのは、「キャンプに蛇がやってきた」という作品だ。ほとんど同じ絵なのにセリフが違うことで、全く異なる印象の作品となっている。これは、手塚治虫が単行本化の際に、作品に新たな解釈を加え、より深い意味を持たせていたことを示している。

本書には、ネームやキャラクタースケッチなどの関連資料も多数掲載されており、手塚治虫の創作活動をより深く理解できる。また、解題では濱田髙志氏が『三つ目がとおる』の全体像を解説しており、作品への理解を深めることができる。

手塚治虫の作品を愛する人、漫画の創作過程に興味がある人にとって、必読の一冊と言えるだろう。

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