鳥取県初！未来の田舎プロジェクトでドローン配送実験が開始

鳥取県初のドローン配送実験が地域課題解決に挑む

鳥取県八頭町で、地域課題を解決するための新たな試みが始まりました。それは、ドローンを活用した配送サービスの実証実験です。このプロジェクトは、持続可能な未来の田舎づくりを目指す「八頭未来の田舎プロジェクト」の一環として行われました。

ドローン配送実験の背景

鳥取県は、人口減少や高齢化が進んでいる地域ですが、そこで暮らす住民の生活を支えるための新たな手法としてドローン配送が期待されています。特に災害時や過疎地域においては、緊急の物資搬送や食品の配達が重要です。近年、自然災害が多発する中、この実証実験が持つ意味は非常に大きいと言えるでしょう。

プロジェクトの推進体制

このプロジェクトは、八頭町のコミュニティ複合施設「隼Lab.」の運営を行うシーセブンハヤブサや、地域金融機関である鳥取銀行と連携して進められています。2021年には、共同での連携協定を締結し、地域の価値最大化と持続可能な地域づくりに向けた取り組みを強化しています。

実証実験の詳細

今回の実証実験は11月25日(木)に行われ、約2.7kmの飛行ルートでドローンが隼Lab.と船岡竹林公園を結びます。このルートは、町内を流れる見槻川の上空を飛行し、事前にプログラミングされたドローンが災害支援物資や弁当を届ける予定です。これは、広範囲にわたる河川を利用することで、将来的には町全域にドローンの飛行ルートを確立することを目指しています。