Visa、ステーブルコイン分野での新たなアドバイザリーサービスを開始

Visa、ステーブルコインの新たなアドバイザリー・プラクティスを発表



背景


デジタル決済のリーダーであるVisaが、ステーブルコインに特化した新しいアドバイザリー・プラクティスを発表した。このプラクティスは、アジア太平洋地域の企業が革新と成長を遂げるための支援に特化している。Visaコンサルティング&アナリティクス(VCA)が提供するこの新しいサービスは、カード会社や銀行、フィンテック企業、加盟店を含む幅広い顧客に向けて企画されている。

ステーブルコインの重要性


最近のデータによると、ステーブルコインの時価総額は2,500億ドルを超えており、決済処理量も増加している。Visaの年間決済処理量は、2023年11月末時点で35億ドルに達し、企業がこの新たなサービスに注目する理由となっている。企業は、成長機会を模索する中で、ステーブルコインの導入を検討している。これに対し、Visaは市場への適合性や戦略の面で具体的なアドバイスを提供する。

パートナーシップと実績


Pathward社の社長であるAnthony Sharett氏は、Visaのアドバイザリー・プラクティスについて、「私たちは、この独自のサービスが金融サービス業界に革新をもたらす可能性があると確信しています」と述べ、この取り組みに参加できたことを光栄に思うと語った。これにより、企業がステーブルコインを導入する際の道筋を示すことができると期待されている。

提供するサービス


今回のプラクティスでは、以下のようなサービスを提供する:
  • - ステーブルコインに関するトレーニングや市場動向プログラム
  • - ステーブルコイン戦略の立案および市場参入計画の支援
  • - ユースケースのスケール算定
  • - ステーブルコインインテグレーションのためのテクノロジー支援

特にVyStar社のLauren Morrison氏は、Visaとの協力により、ステーブルコインの現状を理解し、戦略を策定する際の支援を受けられることを高く評価している。VCAのチームが提供するインサイトにより、彼女の会社が慎重に機会を探ることが可能になった。

今後の展望


Visaは、ステーブルコイン技術を通じてグローバルな決済の近代化を推進し続ける予定。2023年にはUSDCを利用したステーブルコイン決済の試験導入を行い、現在は40か国で130を超えるステーブルコインと提携したカード発行プログラムを展開している。この取り組みを通じて、Visaは決済の未来を切り開くリーダーとして役割を果たしていく。

結語


Visaのステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティスは、金融機関や企業がこの新たな技術を活用するための重要なステップとなる。これからのデジタル決済の動向を見据え、Visaがどのようにそれを支援するのか、引き続き注目していきたい。

会社情報

会社名
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング24階
電話番号

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