ジャックスのシンガポール進出
株式会社ジャックスは、シンガポールのファイナンス事業へ進出することを発表しました。これは、同社の現地法人であるCAR TIMES AUTOMOBILE PTE LTD(CTAM社)傘下のCAR TIMES CAPITAL PTE. LTD.(CTCA社)の株式49%を取得するものです。この一歩は、ジャックスの中期経営計画「Do next!」の一環として、海外事業の拡大を目指しています。
ジャックスの進出背景
ジャックスは、2025年度からスタートした3カ年の経営計画の中で、「変革」と「再成長」のテーマを掲げています。この計画には、MUFGグループとの連携を強化することで新たな成長を促進することが含まれています。この度のシンガポール進出は、ASEAN地域における6カ国目の事業展開となり、特にアジア市場において成長を図る重要なステップです。
シンガポールの市場特性
シンガポールは、小さな国土ながらも開放的な経済政策を持ち、世界的な交易の要衝として発展を遂げています。2025年の実質GDP成長率は前年比4.8%と予測されており、引き続き高水準が期待されています。この国では私たちが車を所有するのが難しく、政府によって車の登録数が制限されています。これはCOE制度に基づいており、車の購入時にCOE取得にかかる費用も必要となります。そのため、オートローンの需要が非常に高い状況です。ジャックスは、この市場特性を踏まえた上で、金融サービスを展開していく予定です。
CTCA社について
今回ジャックスが取得したCTCA社は、マレーシアへの進出における出資先であるCarsome Capital Sdn. Bhd.の親会社であるCarsome Sdn. Bhd.のファイナンス会社です。自動車に関する割賦販売を主体とした事業を展開しています。ジャックスは、自身の販売金融事業での豊富な経験とノウハウを活かし、CTCA社のオートローン事業をさらに成長させることを目指しています。
今後の展望
ジャックスは、シンガポールでの事業拡大を通じて、収益基盤を確立し、将来的な成長に向けた基盤を構築する考えです。これにより、今後シンガポール以外の国への新規進出にも視野を広げ、戦略的な成長を図っていく意向を示しています。このような取り組みが、ジャックスのさらなる企業成長に寄与することが期待されています。
株式取得の詳細
取得したCTCA社の株式に関する情報は以下の通りです:
- - 取得株式数: 1,519,000株(議決権所有割合 49%)
- - 取得価格: 約15億円(取得日の為替レートにより決定)
- - 株式譲渡実行日: 2026年4月中の予定です。
このアクションは、ジャックスが新たな市場での競争力を強化するだけでなく、アジアにおけるさらなる成長を推進する重要な一歩ともなります。社会の変化や新たな経済環境の中で、ジャックスの挑戦に注目が集まります。