六甲山系の公共交通が進化！タッチ決済サービス開始

2025年3月20日（木・祝）から、六甲山系の公共交通機関で新たなサービスが始まります。阪急バス株式会社は、クレジットカードやスマートフォンを使って簡単に乗車できるタッチ決済サービス「stera transit」を導入します。このサービスにより、六甲・摩耶山上エリアのバスやケーブルカーの利用がより便利になります。

サービスの概要

この新しい乗車方法では、利用者がタッチ決済対応のカード（クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード）やスマートフォンを利用します。具体的には乗車または降車時に専用のリーダーにカードやスマートフォンをかざすことで決済が完了します。

これにより、事前にICカードにチャージしたり、現金を持ち歩く必要がなくなり、よりスムーズに公共交通を利用できる環境が整います。特に旅行者や観光客にとって、現金が不要であることは大きな利点です。

対象路線と利用方法

対象となる路線は「表六甲線」で、具体的には六甲ケーブル山上駅から摩耶ロープウェー山上駅間の便が含まれ、神戸六甲鉄道の運行便も利用可能となっています。タッチ決済の利用は、タッチ決済対応のカードやスマートフォンに対応する店舗で認証され、運転手の確認も不要という手軽さが魅力です。

利便性の向上

この新サービスの導入により、訪日外国人や観光客を含む多くの方々が、六甲と摩耶山上の各種公共交通機関を容易に利用できるようになるため、観光の利便性が大幅に向上します。また、タッチ決済の利用によって、感染症対策にも寄与することが期待されます。

タッチ決済のここが便利！

タッチ決済は、国内外でスタンダードなセキュリティ技術を基にしており、サインや暗証番号の入力が不要な点が大きなメリットです。ただし、一定金額を超える支払いでは、別途サインや暗証番号が必要になります。日常の生活においても、コンビニや飲食店、ドラッグストアなど多くの店舗で導入が進んでおり、ますます便利になることは間違いありません。

機能と導入の背景

「stera transit」は三井住友カードが提供する決済プラットフォームで、地域内でのキャッシュレス決済の促進や、訪日外国人のニーズに応える環境の整備を目的としています。この技術は、公共交通だけでなく、MaaS（Mobility as a Service）やスマートシティの認証基盤としても応用される見込みです。

今後、全国各地でこのタッチ決済の導入が進むことで、さらなる利便性の向上が期待されています。