大型水素充填車両完成
2024-12-16 18:42:51

i Laboが商用車向けの大型水素充填試験車両を完成し、脱炭素社会へ一歩前進

i Labo株式会社が大型水素充填試験車両を完成



i Labo株式会社は、東京都中央区に本社を置く企業で、商用車向けの大型水素充填試験車両を完成させました。この車両は、一般社団法人水素供給利用技術協会(HySUT)に納品され、今後の水素充填方法の開発に大きな役割を果たすことが期待されています。

車両の特徴



この水素充填試験車両は、大容量の水素を安全に、かつ短時間で充填するためのプロトコルを開発するために設計されています。搭載されている複数の高圧水素タンクは、合計で最大85kgの水素を充填することができ、試験中にタンクの圧力や温度を計測する機能も備えています。また、i Laboが独自に開発した水素エンジンも搭載されており、走行時のCO2排出をほぼゼロにする技術を実現しています。

さらに、この水素エンジンは、既存のディーゼルエンジンを水素燃料で駆動可能に変換する「水素化コンバージョン」によって、カーボンニュートラル社会の実現へ貢献しています。

あらゆる商用車の未来に向けて



今後、この車両を活用することで、商用車における水素エネルギーの社会実装が加速することが期待されています。HySUTの技術部長、中西功氏は、この研究開発が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託事業で行われていることを説明し、水素充填プロトコルの標準化を図るために、この試験車両が重要な役割を果たすと述べています。

水素エンジンの開発と普及への取り組み



i Laboは、地球温暖化対策として進む脱炭素化に対応するため、水素エンジンを通じて業界の迅速な脱炭素化を目指しています。既存のディーゼルエンジンを水素仕様に変換するため、部品の交換や制御の変更を行う研究開発を進めています。また、水素技術を駆使したエンジンが国際的に競争力を持つことを目指しており、産業間の競争力の維持と拡大にも貢献しています。

未来への期待



本車両の完成を契機に、商用車での水素利用が広まり、環境に優しい交通手段が普及することが期待されます。i Laboは引き続き研究開発を進め、水素エネルギーが社会に実装される未来へと歩み続けます。

詳細はi Labo公式サイトをご覧ください。


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