新しい形のリユース|「サンヨーG&Bアウトレット潮見店」オープン
三陽商会は2024年9月6日に「サンヨーG&Bアウトレット潮見店」でリユース品の販売をスタートしました。この店舗は、回収された衣料品や雑貨の中から厳選された状態の良い商品を「三陽商会認定リユース品」として提供しており、環境に優しく持続可能な社会の形成に貢献しています。昨年6月に始めたリユース品の販売が好調だったことを受け、今回新たに2号店目が開店したというわけです。
潮見エリアの魅力
「サンヨーG&Bアウトレット潮見店」は東京都江東区の潮見に位置し、観光やビジネスの拠点とも言える利便性の高い場所にあります。特にホテルの1階に位置していることから新規顧客が多く、国際的なインバウンド需要も見込まれています。
環境への配慮とサステナビリティの取り組み
ファッション業界はしばしば環境負荷が高いとされていますが、三陽商会は持続可能なビジネスモデルの確立を目指しています。2023年にはサーキュラーエコノミー(循環型経済)の構築を重要課題の一つとして掲げ、資源を効率的に利用し、循環させる社会の実現に貢献することを誓いました。
この取り組みの一環として、2024年3月28日から衣料品の回収活動を開始し、自社製品をリユース可能な状態で回収しています。その後、初号店である「サンヨーG&Bアウトレット落合店」での販売も好評を博し、この潮見店の開店につながりました。
店舗の特長と商品ラインナップ
「サンヨーG&Bアウトレット潮見店」には289.78㎡の売り場があり、リユース品が並ぶ専用エリアが設けられています。ここでは、三陽商会独自の認定基準をクリアした商品が販売され、商品札には「RE: SANYO」というブランド名が用いられています。これにより、お客様は安心して高品質なリユース品を手に入れることができます。
また、店内の什器には卵殻を原料としたトルソーや再生素材を用いたカーペットが使用されており、環境に配慮したデザインが施されています。リユース事業の説明パネルも設置されており、思わず足を止めてしまうような工夫がいっぱいです。
今後の展望
三陽商会は、リユース事業のさらなる拡大を目指しており、3年目には段階的な拡張を計画しています。現在、衣料品の回収を年間5万点を目指して実施しており、9月1日時点では約750売り場から2万点以上を回収しています。成功したトライアルを基に、持続可能な価格設定やマーケティングを見直しながら事業の黒字化を目指していく方針です。
三陽商会のアイデンティティ
三陽商会は「ファッションを通じ、美しく豊かな生活文化を創造し、社会の発展に貢献します」という理念のもと、良質な製品の提供に取り組んでいます。今後もリユース事業を通じて、お客様と地球に優しいファッションを提供し続けることを目指します。新たな挑戦が始まった「サンヨーG&Bアウトレット潮見店」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。