実践女子大学でのダイバーイン雇用に関する特別授業
2024年12月19日(木曜日)、東京都渋谷区の実践女子大学渋谷キャンパスで、アイエスエフネットから2名の従業員が特別授業を行いました。これにより学生たちは、ダイバーイン雇用や企業における多様性の重要性を学ぶ機会を得ました。特別授業に登壇したのは、最高ダイバーイン雇用責任者(CDIO)の元村里恵さんと、マーケティング本部の副本部長である上沖沙恵さんです。この授業は、実践女子大学の人間社会学部人間社会学科、山根純佳教授の授業の一環として行われました。
授業の参加者と内容
特別授業には、山根教授の授業を受けている女子大学生23名が参加しました。元村氏は、これまでの自身のキャリアに基づき、ダイバーイン雇用の理念や障がい者雇用の現状について語りました。授業中、彼女は具体的な数字を示しながら、ダイバーシティマネジメントの取り組みについて詳しく説明しました。
学生たちは、元村氏に対して疑問を投げかけ、特に障がい者雇用の課題や、EMD(EMployment Doctor)会議のトピックに関して深く掘り下げた質問が多く寄せられました。これにより、学生たちは実社会における問題に対する理解を深めたことでしょう。
上沖副本部長も、当社内で活躍する女性管理職の実例や、職場環境の制度について説明しました。特に、ライフイベントに影響されない環境の整備や、就職活動を控えた学生たちに向けた心温まるメッセージにより、学生たちは今後のキャリアについてのヒントを得たと言えます。さらに、YEC(Young Executive Candidate)への関心が高まっていることに触れ、自社の採用方針に共鳴する学生が多かったことも印象的でした。
アイエスエフネットのダイバーイン雇用
ダイバーイン雇用とは、さまざまな理由で就労が難しい人向けに、安心して働ける環境を提供する取り組みです。企業独自の言葉である「ダイバーイン」は、多様性と包摂(インクルージョン)の融合を意味します。アイエスエフネットでは、さまざまな個性の持ち主が共に成長し、協力しながらより良い職場を築くことを目指しています。
この企業は、採用時に過去の経歴や特性を重視せず、未来に対する意欲を見込んだ選考を行っています。これは、就労の喜びや生きがいをもたらす環境を整えることで、多くの方々に新たな機会を提供するための重要な取り組みです。
女性活躍推進の取り組み
さらに、アイエスエフネットは女性の活躍を促進するための施策も展開しています。2021年に設立された女性活躍推進委員会は、女性が管理職として安心して働ける環境を作るために尽力しています。
また、短時間勤務制度や、シングルマザーの雇用促進など、労働者が家庭と仕事の両立を図れるような取り組みも進めています。これにより、より多くの人々が「働くことの喜び」を実感できる環境が整っています。
実践女子大学の教育理念
実践女子大学は「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神を据え、学生に実践的な学びを提供しています。
社会連携のプログラムでは、地方自治体や企業との共同プロジェクトを通じて、学生が実社会における問題を解決する能力を養っています。このような教育方針は、さまざまなバックグラウンドを持つ学生にとって理想的な学びの場を提供しています。
終わりに
今回の特別授業は、学生たちにとってただの学びではなく、社会の一員として求められる多様性や包摂の重要性を再認識する貴重な機会となりました。これにより、今後のキャリア形成や社会貢献に向けた一歩を踏み出すきっかけとなればと願っています。