岡山大学と益田市の連携
2025-06-03 23:36:21

岡山大学が益田市と健康増進を目指した連携協定を締結

岡山大学と益田市の協力 医療の未来を切り拓く



2025年5月27日、国立大学法人岡山大学が島根県益田市において「第2次益田市スマート・ヘルスケア推進事業に関する協定書」の締結を行いました。この協定には、岡山大学の那須保友学長、益田市の山本浩章市長、益田市医師会の大畑力会長が出席し、新たな医療連携の一歩を踏み出しました。

スマート・ヘルスケア推進事業の背景



益田市は、健康課題の中でも特に脳卒中の予防に注力しています。こうした背景から、岡山大学は2020年に益田市と初めての連携協定を締結し、市民の健康状態をデジタル技術を用いて管理する試みを進めてきました。これに伴い、地域住民が家庭用血圧計を使って自分の血圧を管理し、そのデータを岡山大学側で解析するプロジェクトが実施されています。

新たな連携の意義



今回の新たな契約締結では、益田市医師会も加わったことで、より強固な3者連携が実現することとなりました。これにより、長期的な健康データの収集が促進されることが期待されています。那須学長はこの取り組みを通じて地域の健康増進に寄与し、日本全体の医療の質向上にもつなげていく考えを強調しました。

デジタル田園都市の実現に向けて



日本全体の医療や国民の健康(Well-being)の向上を目指し、省庁連携による『デジタル田園都市国家構想』の実現にも岡山大学は積極的に取り組んでいます。那須学長は、益田市との協力関係を深めることで、デジタル技術を駆使した健康管理の新たなモデルを創出する意義について述べました。地域住民が中心となるこのイニシアティブが、全国的な健康社会の形成に寄与することを願っています。

秦佐八郎の功績に敬意



締結式終了後、那須学長は益田市立秦記念館を訪れ、岡山大学に大きな影響を与えた秦佐八郎博士に敬意を表しました。秦博士は、岡山大学の前身である岡山第三高等学校医学部を卒業し、ドイツ留学時にノーベル賞受賞者とともに世界初の化学療法薬の開発に成功した偉人です。このような地域の歴史に敬意を払いながら、岡山大学は地域貢献の一環として最前線の研究を続けています。

今後の展望



益田市との新たな協定締結は、地域の医療を革新し、住民の健康を守るための重要なステップといえるでしょう。岡山大学は、地域の中核大学としてその使命を果たすため、引き続き革新的な研究を推進し、社会課題の解決に寄与していくことを誓います。今後の展開にどうぞご期待ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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