奈良ホテルは、2024年7月4日から7月7日までの期間、本館フロント前に七夕飾りを設置します。
今年の七夕飾りは、ホテルの宴会場とレストランで年間約10万枚使用されている役目を終えた卓上メニューを再利用した短冊を使用します。お客様は、願い事を書いた短冊を笹竹に飾り、日本の伝統文化体験を楽しむことができます。
この取り組みは、4年前から毎年行われており、お客様に四季の移ろいや伝統行事を改めて感じていただく機会を提供しています。今年は、インバウンドのお客様にも日本の伝統文化を体験していただけるよう、英語での案内も用意されています。
さらに、笹竹はホテル敷地内に生息する笹を使用し、SDGsのターゲット12番「つかう責任・つくる責任」の取り組みの一環としています。奈良ホテルは、今回の企画をきっかけに廃棄されている約5万枚のメニュー用紙について、他の活用法も検討していくとしています。
願い事を書いた短冊は、奈良ホテルの正門を出て東側にある瑜伽神社でお焚き上げされます。
奈良ホテルは、明治42年(1909年)創業以来、多くの賓客を迎えてきた歴史あるホテルです。桃山御殿風檜造りの本館は辰野金吾氏の設計で、館内随所の調度品が明治の時代を彷彿とさせます。100年以上の時を経てなお重厚華麗な姿を見せ続ける関西随一のクラシックホテルで、思い出に残る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。