世界が誇る美食ガイド「LA LISTE」とは
日本のグルメシーンが国際的に評価される中、ユニークな美食ガイドアプリ「LA LISTE」が注目を集めています。2015年にフランスで創設されたこのアプリは、世界中のレストランやホテルをアルゴリズムを駆使して評価し、情報を提供する新しい形のガイドです。これにより、ユーザーは公正に選ばれた、近隣の優良店を見つけることができます。
LA LISTEの特徴と評価方法
「LA LISTE」は、世界200カ国以上、4万軒以上のレストランやホテルを対象にしています。特に日本は、このアプリの創設以来、世界のTOP1000にランクインする店舗が最も多く、2025年版では126軒がノミネートされました。
このガイドアプリの評価は、1,010の情報ソースに基づいています。日刊紙や雑誌、テレビ、ラジオなどの主要メディアに加え、ミシュランやコンデナスト・トラベラーといった伝統的なガイドからの情報も盛り込まれています。さらに、SNSやユーザーによるレビューも考慮され、各店舗のスコアが合理的に算出されます。
駐日フランス大使公邸での特別イベント
2024年10月23日、東京都港区の駐日フランス大使公邸において「LA LISTE 2025年版」のレセプションが開催され、日本のレストラン、ホテル、パティスリー関係者が集まりました。フィリップ・セトン駐日大使の参加のもと、LA LISTE創設者であるフィリップ・フォール氏、フランスを代表する著名シェフたちも来日し、日本の優れた店舗を称える場となりました。
当日は特別賞の発表も行われ、ガストロノミーに貢献した店舗が表彰されました。特に注目されたのは、環境への配慮を持った取り組みや地域社会の振興に寄与した店舗です。特別賞を受賞した店舗の代表者たちは、その実績により一層、注目を集めました。
日本の特別賞受賞者
特別賞は日本国内のレストランやホテルの中で、特に優れた活動や理念を持った店舗に贈られます。2025年度の受賞者には以下のような特徴を持つ店舗が選ばれました:
- - 環境への配慮: 和久傳の桑村祐子氏
- - 地域社会振興: エクティルの川本紀男氏
- - パティスリーの新提案: Equalの後藤裕一氏
これらの受賞者は、現代のガストロノミーにおいて新たな視点を提示し、食の文化をより深く探求していることが評価されました。
まとめ
「LA LISTE」は、単なるグルメガイドを超えて、各国の美食シーンの潮流を捉え、持続可能な食文化を支える役割を果たしています。世界的な美食家やシェフたちが注目する中、日本のレストランもますます評価を高めていくでしょう。
なお、2025年版の世界TOP1000ランキングは、2024年11月25日にパリのフランス共和国外務省で発表される予定です。