女性デザイナー育成を目指すORIHICAの新プロジェクトが始動

ORIHICA新プロジェクト始動

株式会社AOKIが展開する『ORIHICA』は、女子美術大学とフレックスジャパン株式会社との共同プロジェクトの第4弾をスタートさせました。このプロジェクトは、若手デザイナーの育成を目的に掲げており、2002年から実施されています。今回のテーマは、レディーストップスの企画で定番商品である"ORIHICAフラミンゴPANTS®"とのコーディネートを重視しています。

プロジェクトの意義

このプロジェクトは、学生デザイナーに自身の考えを形にする力を育むことを重視しています。女子美術大学芸術学部の院山村美紀教授は、「デザイナーとしての責任感や表現力を学ぶ機会となる」と語っています。また、「ORIHICAのコンセプトである『Key to the new lifestyle』を反映した作品が生まれることを期待しています」と述べています。

学生たちの挑戦

今年、プロジェクトに参加する学生たちは、ORIHICAの特性をリサーチし、店舗のニーズに応じたデザインを策定しました。ORIHICAのクリエイティブディレクター、サリーム・ダロンヴィル氏は、「学生たちが商業デザインを学ぶことが重要で、今後の彼らのキャリアに良い影響を与えることを願っています」とコメントしました。このような取り組みは、欧州では一般的ですが、日本でもその流れが加速することを期待しています。

機能性とオリジナリティ

ORIHICAの商品部レディース企画担当の兼田佑美氏は、学生からの提案に感銘を受けたと話します。学生たちの新鮮な視点から生まれた機能的なデザインや、ブランドらしさを取り入れたアイデアは、今後の商品の開発に大きく寄与するでしょう。特に市場調査やビジネス視点を持っている若い世代のアイデアは、ORIHICAの新たな展開にとって貴重な資産となります。

今後の展望

プロジェクトから生まれたアイデアは、2025年4月よりORIHICAの公式オンラインショップで発売される予定です。学生と企業のコラボレーションが生み出す新たな商品に、ファッション業界全体が注目しています。ORIHICAは、この四年にわたるプログラムを通じて、若手デザイナーたちを世界で活躍できる人材に育て上げることを目指しています。将来的には、彼らのデザインがたくさんの人々に愛されることを期待しています。

このプロジェクトは、今後も若手デザイナーと企業の協力関係が強化されることで、日本のファッション業界の発展に寄与することでしょう。