7年ぶりの進化!PrizmDoc v14が登場
株式会社ラネクシーは、米国Accusoft社が開発したビューイングエンジン「PrizmDoc v14」を、2025年6月2日より販売開始します。この新しいバージョンは、前作から7年ぶりのメジャーアップデートとして、セキュリティ対策と利便性が大幅に強化されました。
PrizmDoc v14の魅力
PrizmDoc v14は、Microsoft Office、PDF、CADなど多様なファイル形式をサポートし、安全にWebブラウザから閲覧できる機能を提供します。従来のシステムと連携可能なことから、企業のドキュメント管理におけるさまざまな課題に対処することができます。
セキュリティ機能の強化
1.
機密情報保護:重要な情報を非表示にするマスキング機能を実装。
2.
情報漏洩対策:ダウンロード制御や印刷の禁止、透かしの挿入を通じてデータの流出リスクを管理。
利便性の向上
1.
ブラウザ内での直接閲覧:特別なアプリは不要で、ローカルでの保存も求められず安全。
2.
注釈機能:Web上で直接コメントを追加したり、ハイライトを施したりできる。
これらの機能は、PrizmDocが提供するRESTful APIを通じて、すでに使用しているシステムに合わせて柔軟に導入することが可能です。
年間ライセンス制を採用
新たに設けられたライセンス体系は、ユーザー数ではなくサーバーコア数に基づいており、予算計画が立てやすいというメリットがあります。
主な機能と改善点
PrizmDoc v14がもたらす主要な改善ポイントをいくつかご紹介します。
1. セキュリティ強化
機密情報を扱う企業にとって、データ漏洩は大きなリスクです。PrizmDoc v14では、Microsoft Purview保護ファイルの検出、CVE(脆弱性)監視を行い、多層的に外部からの攻撃と内部の脆弱性を察知して対処します。
2. パフォーマンス強化
表示精度や操作のレスポンスが向上。LibreOfficeエンジンとChromium基盤のHTMLレンダラーを採用することで、過去に報告されていた表示の問題が解消されました。初期表示に関しても、特に大きなPDFファイルの最初のページ表示が大幅に速くなり、使い勝手が向上しています。
3. 環境対応の強化
Dockerによるリソース管理機能に対応し、クラウド環境やオンプレミス、開発環境のいずれにも柔軟に対応可能です。
まとめと今後の展望
PrizmDoc v14は、情報セキュリティのリスクを軽減しつつ、ユーザビリティを高めるための各種機能を搭載しています。特に企業が抱えるドキュメント管理の課題に対して威力を発揮するでしょう。今後のAI技術との連携も視野に入れ、企業が抱える様々なニーズに応えるソリューションとして期待されます。
この新しい技術が、様々な業界での業務効率を一層高めていくことを願っています。もともと医療や教育機関での導入実績が豊富なAccusoft社の技術を活用することで、さらに多くの分野での活躍が期待されます。