トラストが再生原料市場に挑戦
滋賀県に本社を置くトラストが、新たに再生原料の販売を開始しました。使用済みプラスチック、つまりPCR材を活用したこの取り組みは、持続可能な未来を見据えた重要な一歩です。
リサイクルへの長い歴史
トラストは、障害者就労支援に特化した特定非営利活動法人ウェルメントと協力し、10年以上にわたり廃棄プラスチックの回収や分別、粉砕加工を行ってきました。この確かなノウハウのもと、トラストはさらなるステップとして再生原料ペレットの加工と販売に乗り出しました。これにより、自社独自のブランドを持つことで、再生プラスチック業界での存在感を高める狙いです。
拡大する需要とトレーサビリティ
近年、世界中で再生プラスチックの利用が推進される中、トラストは業界からの要望に応えるべく、安定した廃プラスチック原料の供給が求められています。トラストは、廃棄プラスチックの排出事業者と長年の直接的な提携関係にあるため、安心して取引ができるトレーサビリティを実現しています。これにより、ブランドオーナーやさまざまな企業とのアライアンスを形成し、使用済みプラスチックの高度利用を加速させることにコミットしています。
多彩な商品ラインナップ
初回の製品ラインナップには、「PC」の種類が3つ、「ABS」が4つ、「PP」が2つ、「HIPS」が1つの計10種類が揃っています。また、今後は「PMMA」や「PC/ABS」といった新たな素材の追加も予定されています。これにより、トラストはさらに多様なニーズに応える体制を整えていくでしょう。
トラストの取り組みは、再生プラスチック市場への新たな風を吹き込むものであり、今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- - 会社名: 有限会社トラスト
- - 代表取締役: 山形 学
- - 所在地: 滋賀県米原市岩脇571-1
- - 事業内容: プラスチックリサイクルの総合商社
- - ウェブサイト: トラスト公式サイト
お問い合わせ先
このように、トラストの活動は単なるビジネスを超えて、環境への意識を広める重要な役割を担っています。私たち一人一人も、リサイクルに理解を深め、今後の環境保護に貢献していけるよう努力していきたいですね。