絶滅危惧動物のサイをテーマにしたアート展「サイ展」
11月7日から12日まで、東京都文京区のギャラリー・フィールドにて、国内初の絶滅危惧動物であるサイをテーマにしたアート展「サイ展」が開催されます。この展覧会は、認定NPO法人アフリカゾウの涙が主催し、参加する7名のアーティストによる30点の作品が展示されます。
各アーティストの作品
今回の「サイ展」では、参加アーティストは多種多様な表現手法を用いています。
- - 稲垣ヒロ子(テキスタイル・アーティスト): 刺繡画と布のコラージュによる表現で、迫力のあるシロサイとインドサイを描いた2点が展示されます。
- - 岡田宗徳(野生動物画家): 精密画で知られる彼の作品には、動物たちの細密な描写が求められています。
- - 佐藤周作(動物墨絵師): 墨の濃淡を巧みに操り、動物たちを表現する手法が魅力です。
- - 中村晃(ファインアート・フォトグラファー): 動物や自然をテーマにしたコラージュ作品が特徴。
- - 原田鎮郎(建築家・画家): アクリル画を通じて、主に絶滅危惧動物を描いています。
- - 彦坂ゆね(ボールペン細密画・ホイルアート作家): ボールペンを使用した作品とホイルアートの立体作品にも注目です。
- - ヒサクニヒコ(漫画家・イラストレーター): ユーモアを交えたサイのイラスト作品が見られます。
作品展示とその意義
全展示作品の中で、15点はこの「サイ展」のために新たに制作されたもので、特にアートファンにとっても楽しみな内容です。また、展示された作品の一部の売上は、主催団体である「アフリカゾウの涙」のサイ保全活動に寄付されます。この展覧会はただのアート展示にとどまらず、野生動物の保護につながる重要な試みです。
開催概要
- - 会場: ギャラリー・フィールド(東京都文京区関口1-10-8、江戸川橋駅徒歩2分)
- - 会期: 11月7日(木)から12日(火)
- - 開催時間: 11時から18時(初日7日は13時半から、最終日12日は17時まで)
- - ギャラリートーク: 11月9日(土)14時から
まとめ
サイ展は、サイの現状を伝える緊急性とアートの楽しさを両立させた展覧会です。作品を観賞しながら、サイについての知識を深める良い機会でもあります。来場者にはサイに関する情報リーフレットが用意されており、質問に答えるスタッフもいますので、ぜひ気軽に訪れてみてください。
この展覧会が、サイへの関心を高め、保全活動に繋がる一助となることを願っています。