LiGrip O2 Liteの魅力と機能
株式会社光響が新たに販売を始めた「LiGrip O2 Lite」は、軽量で持ち運びやすい設計と高い精度を兼ね備えたハンドヘルド型LiDARです。昨年市場に登場した「LiGrip O1 Lite」の優れた特徴を引き継ぎつつ、さらなる機能向上が図られています。特に、約1.3kgの軽量化を実現し、手軽に運用できる点が大きな魅力です。
主な特徴と機能
「LiGrip O2 Lite」の最大の特徴は、独自のMLF-SLAM (Multi-sensor Localization Fusion) アルゴリズムの統合による、安定した三次元計測です。特に、空港や海岸など、特徴点が少ない環境でも高精度なデータ取得が可能です。また、この機器は水平360度の点群取得と最大70メートルの検出範囲を持ち、精密な測位が実現されています。
高解像度のカメラ
このモデルには、12MPのパノラマカメラと1.3MPのVisual SLAM用カメラが搭載されており、リアルタイムで色彩を付加した3D点群データを生成します。これにより、点群を視覚的に理解しやすくし、より効果的なデータ活用を実現しています。
多様な運用形態
「LiGrip O2 Lite」は、データ収集の際に生成される情報が、点群やパノラマ画像、MESHデータなど多岐にわたります。この一度の収集で得られる情報の多様性は、従来の方法の限界を突破しており、得られたデータを迅速に利用できる環境を整えています。さらに、グローバルRTKモジュールに対応しており、様々な運用形態に適応することが可能です。
幅広い用途
このLiDARは、その高精度な測定能力により、土木測量、インフラ点検、都市モデリング、災害調査、林業調査、さらには文化財の記録など、多岐にわたる用途に利用されています。
購入とお問い合わせ
「LiGrip O2 Lite」は、特に測量業界やインフラストラクチャーの維持管理に携わる方々にとっての必携アイテムです。当社ではデモ機の提供も行っており、実際の操作感を体験することができます。質問やデモ依頼については、ぜひ当社のお問い合わせフォームや電話にてご連絡ください。
仕様概要
- - 精度: 絶対精度<3cm、相対精度<2cm、水平・垂直度<0.025°
- - 重量: 約1.3kg(バッテリー含む)
- - ストレージ: 512GB SSD
- - 駆動時間: 約2時間(条件は応相談)
特に、高解像度とリアルタイム処理機能を備えたこのLiDARは、今後の測量技術に革新をもたらすと期待されています。