夏の血栓症警報
2011-06-29 13:14:40

夏の健康リスク!気温32℃以上は血栓症に要注意

近年、熱中症などの夏の健康リスクに注目が集まっていますが、実は血栓症も夏に注意が必要な病気であることが明らかになっています。日本ナットウキナーゼ協会による全国調査では、30代から60代の男女800名を対象に夏における血栓症の意識に関する結果が発表されました。調査の結果、血栓症に注意している人はわずか9%に留まり、多くの人が血栓症を冬の病気と認識していることが分かりました。実際、血栓症に関心が高いのは熱中症(66%)、脱水症(48%)に続く形です。この調査結果から、夏の血栓症に関する認知の低さが明らかになりました。

調査では、81%が血栓症を冬に思い浮かべ、夏はわずか13%という意見が寄せられました。これは、血栓症が冬の寒い時期に多く発症するというイメージが根強いためです。しかし、脳神経外科医の福永篤志医師によれば、夏の暑さによって汗をかくことにより、体内の水分が減少し血栓ができやすくなるとのことです。また、外部の研究によると、気温が32℃に達すると、脳梗塞の死亡率が1.66倍に増加するとの報告もあります。福永医師はこのことから、夏の血栓症の危険にも注意を払うべきだと提唱しています。

特に、水分不足が夏の血栓症の主要な原因とされています。調査では、成人が必要とする1日1.5L以上の水分を摂取している人はわずか16%で、84%の人が水分不足の状態であることが示されました。日々の生活において、特に暑い夏は意識的に水分補給を行うことが非常に重要です。加えて、夏に好まれるビールなどのアルコール飲料も注意が必要です。アルコールは利尿作用があり、喉が渇いたときに飲むことで体内の水分が奪われ、さらに血液がドロドロになり血栓ができやすい状態になります。具体的には、男性の37%が喉が渇いたときにビールや他の酒を飲むと回答しており、これは特に注意が必要です。

このような夏の血栓症のリスクを理解し、日常生活から水分を意識的に摂取することが求められます。32℃という気温は「ツマル・デッドライン」とも呼ばれ、血液が重くなる危険な気温として、日本ナットウキナーゼ協会は学習と啓発活動を行っています。

私たちの健康を守るためには、熱中症だけでなく、血栓症にも注意を払い、夏を快適に乗り切るための対策が重要です。具体的な情報は日本ナットウキナーゼ協会の公式サイトでも取り上げられており、さらに詳しい内容はそちらで確認できます。また、今後の気温上昇が予想されているため、早めの対策が大切です。

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会社名
日本ナットウキナーゼ協会
住所
東京都千代田区外神田6丁目16番9号日本ナットウキナーゼ協会事務局
電話番号
03-3836-3136

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