琵琶湖博物館の地域活動「はしかけ」
琵琶湖博物館では、「はしかけ」と呼ばれる地域の方々が主体となって行う学びの場を提供しています。この制度は、自主的に興味のある分野を学びながら、博物館と共に活動していくことを目的としています。現在、23のグループが参加しており、それぞれが様々なテーマに取り組んでいます。
はしかけ制度とは?
「はしかけ」制度は、博物館の理念に共感する方々に対し、参加機会を提供する登録制度です。興味のある分野に関して自主的に学ぶことができる環境を整えており、毎年4回開催される「はしかけ登録講座」に参加することで登録が行えます。また、新たなグループを立ち上げる際には、学芸員のアドバイスも受けることが可能です。
現在の活動内容
ほねほねくらぶ
「ほねほねくらぶ」では、骨格標本の製作に取り組んでいます。自由な発想で動物の骨に迫るこのグループは、作品を通じて多くの人々に魅力を伝えることを目指しています。活動内容としては、現生動物の骨格を模倣し、さらには毛皮やレプリカの制作も行っています。参加する際は、汚れても良い服装で入ることが推奨されています。活動の様子はYouTubeチャンネルで動画としても公開されています。
ほねほねくらぶの活動動画
古琵琶湖発掘調査隊
もう一つの活動である「古琵琶湖発掘調査隊」は、古琵琶湖層群の研究に取り組んでいます。約180万年前の古環境を復元するため、多賀町での調査に参加し、一般市民と共同で化石調査を行いながら、研究に励んでいます。こちらも親子での参加を希望される場合は事前の相談が必要です。こちらの活動の様子もYouTubeで視聴可能です。
古琵琶湖発掘調査隊の活動動画
びわこのちからチャンネル
琵琶湖博物館の公式YouTubeチャンネル「びわこのちからチャンネル」には、博物館の魅力や活動内容の紹介、様々な展示物の解説に加え、琵琶湖周辺の生態に関するマニアックな動画も視聴することができます。
びわこのちからチャンネルはこちら
参加方法
はしかけへの参加には、「はしかけ登録講座」に申し込む必要があります。登録に際しては保険加入も必須となるため、事前の確認が大切です。詳しくは博物館の公式サイトをご覧ください。
はしかけ制度についての詳しい情報