ワンヘルス共同宣言
2021-02-12 11:21:53
新型コロナ時代における「ワンヘルス共同宣言」での健康な未来の実現
新型コロナ時代に求められる「ワンヘルス」の重要性
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に広がる中、その背後にある動物由来感染症への関心が高まっています。新しいウイルスがどのようにして人間と動物の間に広がるのか、そのメカニズムを理解することは、今後のパンデミックを防ぐ鍵と言えるでしょう。特に、近年の自然破壊や人間の活動によって野生生物の生息地が侵食され、ますます人と動物の接触が増えていることが問題視されています。
このような背景の中、ボーイスカウト日本連盟が支持する「ワンヘルス(One Health)」の考え方が注目されています。「ワンヘルス」とは、人、動物、環境の健康を一体のものとして捉え、相互の健康が持続可能であるように保つというアプローチです。この考え方を通じて、私たちは「人」「動物」「生態系」が共存できる社会の重要性を再認識しなければなりません。
「ワンヘルス」での取り組みとキャンペーン
ボーイスカウト日本連盟は、「ワンヘルスで守ろう、私の大切なもの~次のパンデミックを防ぐために、私たちができること~」というキャンペーンを展開しています。このキャンペーンは2021年の1月22日から2月17日まで実施され、一般の人々や企業、団体から賛同を得ることを目指しています。目標は10,000人の参加者を募ることです。これにより、「ワンヘルス」の大切さを広め、地域社会の健康を守るための行動を促進しています。
また、環境教育プログラム「Earth Tribe」を展開しており、持続可能な社会の実現に向けた課題に取り組んでいます。このプログラムは、グローバルに実施されているもので、青少年に自然環境についての理解を深めさせ、自発性やリーダーシップを育むことを目的としています。
ボーイスカウト、日本連盟の役割
ボーイスカウト運動は1907年に始まった青少年教育運動であり、主に野外活動を通じて、子どもたちの自発性や協調性、社会性を育むことを重視しています。今日、世界中で約40百万人がこの運動に参加しており、日本国内でも約90,000人のスカウトたちが日々活動しています。その中でも2022年には創立100周年を迎えることから、より一層の貢献が期待されています。
新型コロナウイルスの影響で活動が一時的に制限されたものの、ボーイスカウトは「新しい生活様式」に対応した活動を再開し、デジタル技術の活用によってもコミュニケーションの場を設けています。これにより、パンデミックの中でも青少年の健全な成長を支え続けています。
知識を深め、行動を促す「ワンヘルス」
「ワンヘルス」の考え方は、今後の感染症対策のみならず、地球環境全体の健康を維持する上でも重要な視点です。人と動物、生态系すべての健康が結びついていることを理解し、個々ができるアクションを起こすことで、より健康で持続的な未来を築いていくことが求められています。ボーイスカウト日本連盟の取り組みを通じて、多くの人々がこの考え方に賛同し、具体的な行動に移すことが期待されています。
「ワンヘルス共同宣言」へ賛同し、自分たちの未来を守るために、私たち一人一人ができることから始めましょう。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人ボーイスカウト日本連盟
- 住所
- 東京都杉並区下井草4丁目4番3号ボーイスカウト会館
- 電話番号
-
03-6913-6262