医療画像診断支援AI「EIRL」シリーズ、解析件数が1,000万件を突破!
エルピクセル株式会社が自社の医療画像診断支援AI「EIRL」シリーズの総解析件数が1,000万件を超えたと発表しました。これは、同社が2019年に発表したEIRL Brain Aneurysmを皮切りに、様々な医療画像解析製品を展開してきた成果です。
EIRLシリーズの概要
「EIRL」シリーズは、様々な医療分野において利用されているAI技術です。これまでに、脳MRI画像や胸部X線、大腸内視鏡など、様々な医療領域向けに9つの製品がリリースされてきました。その結果、全国の大学病院から診療所まで、47都道府県にわたる900以上の医療機関で導入されています。
特に、健康診断での胸部X線検査の現場での活用が普及し、1日に数百件の解析が行われていることから、近年の解析件数の急増につながっています。2024年から2025年にかけての1年間だけで、500万件という驚異的な数を達成し、総解析件数1,000万件を超えるに至りました。
ユーザーからのフィードバックによる進化
エルピクセルでは、医師などのユーザーからのフィードバックを重視し、定期的にアップデートを行っています。これにより、AIの性能向上や新機能の追加を進め、医療現場で実際に活用しやすい形に改善されています。医療従事者の方々から支持を受けていることは、シリーズの信頼性を示すものです。
ITEM2025での最新技術展示
2025年4月11日から13日まで開催される「2025国際医用画像総合展(ITEM2025)」では、EIRLシリーズの導入事例や最新技術を体験できる場が提供されます。このイベントでは、製品開発に関与したエンジニアたちが来場し、来客からの質問に応じる予定です。
会場は、パシフィコ横浜で、さまざまなデモンストレーションが行われる予定です。特に、実際の症例を使った読影チャレンジも企画され、参加者がAIによる診断結果と読影フローを体験する機会が提供されます。
そこで展示されるEIRLの最新製品は、胸部X線、CT、頭部MR、CT、大腸内視鏡の各製品に焦点を当てたデモが行われ、導入施設での活用例も紹介されます。これにより、最新の視点から画像診断支援AIの進化を実感できることでしょう。
イベントの詳細
ITEM2025の開催情報
- - 会期:2025年4月11日(金)10:00~17:00、4月12日(土)9:30~17:00、4月13日(日)9:30~15:00
- - 会場:パシフィコ横浜展示ホール(D2-10)
- - 公式HP:ITEM2025
このように、医療画像診断支援AI「EIRL」シリーズの進化と利用の広がりは、今後の医療現場においても期待されます。技術の進歩により、多くの医師が効率的に診断を行うことが可能となり、患者さんの治療にも貢献することでしょう。今年のITEM2025で、ぜひその進化を体験してみてください。