MIXI EMPOWERMENTが障がい者雇用の優良事業主として認定
株式会社MIXIの特例子会社であるMIXI EMPOWERMENTが、厚生労働省の「もにす認定制度」において、障がい者雇用に関する優良な中小事業主に認定されました。この認定は、2025年12月15日に宮城県仙台市で行われた通知書交付式において正式に発表されました。MIXI EMPOWERMENTは、企業としての責任を果たしつつ、障がい者の雇用促進に取り組んでいることが高く評価されています。
「もにす認定制度」とは
「もにす認定制度」は、障がい者の雇用の促進および安定を目的として、厚生労働大臣が優良な中小事業主を認定する制度です。この制度では、一定以上の実雇用率や定着率を維持していることが求められ、さらには採用から職場環境までの各プロセスにおける取り組みが評価されます。これにより、認定事業主の取り組みは、地域や業界のモデルケースとして広がり、障がい者の雇用環境全体の改善に寄与することが期待されています。
MIXI EMPOWERMENTの評価の理由
MIXI EMPOWERMENTが「もにす認定」を受けた理由として、いくつかの具体的な取り組みが挙げられます。最も注目すべきは、113%という高い実雇用率です。これは法定の雇用率である2.5%の約45倍に相当します。また、過去3年間における定着率も高く、1年後の定着率は90%以上、半年後の定着率は100%となっています。
さらに、同社では障がい者が活躍できるよう、職業生活相談員やジョブコーチを配し、体系的な支援体制を整えています。障がいの特性を考慮した職務設計や、AIツールを活用することで、障がい者が働きやすい環境を実現しています。また、社会貢献活動にも積極的で、職場実習生の受け入れや他企業との情報交換を通じてノウハウを共有しています。
MIXI EMPOWERMENTの理念と今後の展望
MIXI EMPOWERMENTは、2017年に設立され、障がい者が活躍する場を提供することを目的としています。現在、仙台事業部で33名の障がい者社員が、多様な業務を通じて成長しています。企業の理念である「みんなが自分らしく、笑顔で働ける社会へ」を基に、今後も多様性を尊重し、障がい者のキャリア形成を支援する取り組みを進めていきます。
今後の取り組みとしては、働きやすさだけでなく、やりがいや貢献感の向上にも焦点を当てた従業員満足度調査を実施します。これにより、数値的な雇用状況の分析だけでなく、働く質の向上を図ります。また、社内の研修制度の充実によって、障がいのある社員がより一層成長できる環境づくりを目指します。
まとめ
MIXI EMPOWERMENTの「もにす認定」は、障がい者雇用の新たなモデルを示すものであり、今後の取り組みもますます期待されます。同社は、支援する側とされる側の枠を超え、共に働く文化を作り上げることで、多様性を尊重する社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。
会社概要
- - 社名: 株式会社MIXI EMPOWERMENT
- - 設立: 2017年10月27日
- - 代表取締役: 坂田 信隆
- - 従業員数: 35名(うち障がい者33名)
- - 事業所所在地: 宮城県仙台市(仙台事業所)
- - 資本金: 5,000,000円(株式会社MIXI 100%出資)
公式サイト
株式会社MIXI