ANRis、資金調達実施
2026-09-07 14:29:39

ANRis、イノベーション促進のため2.2億円の資金調達を完了

ANRisが実現した2.2億円の資金調達



株式会社ANRis(本社:東京都)は、早稲田大学ベンチャーズ(WUV)と日本の国立研究開発法人である科学技術振興機構(JST)からの出資を受け、総額約2億2,000万円の資金を調達しました。この資金は、同社が開発を進めるsiRNA(Small Interfering RNA)デザイン技術「SNPD-siRNA」を基盤として、特にKRAS変異がんに焦点を当てた治療薬研究開発を推進するために利用されます。

siRNA医薬品の可能性



siRNA医薬品は、RNA干渉技術を用いて特定の遺伝子の発現を抑制する新たな治療法として注目されています。従来の医薬品では標的にすることが困難だった遺伝子にアプローチできる点がこの技術の強みですが、それには一塩基変異(SNV)が関与するがんや遺伝性疾患においても新たな治療手段の必要性が求められています。

SNPD-siRNA技術の特徴



ANRisの「SNPD-siRNA」は、野生型遺伝子と変異型遺伝子のわずかな違いを識別し、選択的に疾患を引き起こす変異型遺伝子の発現を抑制する技術です。これは、東京科学大学の程久美子教授による研究を基にしており、既に日本と米国で特許が取得されています。この技術により、従来の技術では対応できなかった疾患に対しても新たな治療の可能性が広がります。

KRAS変異がんへのアプローチ



KRAS遺伝子の変異は、肺がんや膵がん、大腸がんにおいて重要なリスクファクターとされています。ANRisはこのKRAS変異を狙った治療薬の発展を目指しており、SNPD-siRNAを活用して変異型KRASの選択的抑制を図ります。これにより、治療が難しいとされてきたがん患者に新しい治療の選択肢を提供することを目的としています。

資金の活用計画



調達した資金は、主に以下の分野に充当される予定です:
  • - KRAS変異がんに対する医薬品の創製及び非臨床研究
  • - siRNAを標的組織へ届けるための送達技術(DDS)の最適化
  • - 研究開発人材の採用と外部機関との連携強化
  • - 知的財産の強化や製薬企業との共同研究

代表取締役CEOの意気込み



ANRisの代表取締役CEOである川村渉氏は、「SNPD-siRNA」を用いることで、新たに対象とする疾患への挑戦が可能となることについて触れ、今回の資金調達をしっかり活用し研究開発を加速させると抱負を語りました。

早稲田大学ベンチャーズとJSTの役割



早稲田大学ベンチャーズは、大学の研究成果をビジネス化することを目的としたベンチャーキャピタルで、ANRisの取り組みを後押ししています。また、JSTは、研究開発成果の商業化を支援するプログラムを通じてANRisに出資しています。これらの支援が、ANRisの今後の成長を一層推進することでしょう。

まとめ



ANRisは、独自の医薬品開発技術を基盤に、今後も医療の進化に貢献する企業として期待が高まっています。KRAS変異がんに対する新たな治療の実現を目指し、今後の動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社ANRis
住所
東京都文京区湯島1丁目5番45号東京科学大学8号館2階 TIP-RCCシェアラボ内
電話番号
03-6825-2927

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