EDOブースとは
最近、授乳室としての需要が高まっている「EDOブース」。木製家具の製造を行う株式会社バルテックが手掛けるこのブースは、個室型でありながらも多機能を兼ね備えています。特にテレワークが普及する中で、集中作業だけでなく、授乳やおむつ替えといった個人的な空間としても愛用されるようになっています。
改良の背景
バルテックは、授乳室の設置義務があるバリアフリー法の改正や、働き方改革に伴う需要の高まりを受けて、EDOブースの改良に取り組みました。Uberやテレワークの普及といった時代の流れを反映したデザインに改良した結果、特にベビーカーを持っている親や、車椅子を利用する方でもスムーズに利用できるようになりました。
リニューアルポイント
今回の改良では、EDOブースの扉の幅を大きくし、開閉しやすい設計に変更。これにより、「より広く、よりスムーズな出入り」が実現されました。従来の机をなくすことで、室内は圧迫感がなく広々とした印象になり、荷物を置いたり、ベビーカーでの入室が格段に快適になりました。新しい仕様は、利用者が目的に応じた多様な使い方をするのに適しています。
EDOブースの特性
EDOブースは、もともとテレワークや集中作業、Web会議用に設計されていますが、授乳やおむつ替えといったプライベートな利用においても非常に高い評価を得ています。ブースは防音性、換気性、省スペース性に優れ、設置も容易です。特に防音性能は重要で、周囲の音を気にせず集中できるため、安心して赤ちゃんを授乳することができます。
さらに、換気設備も充実しており、長時間の利用でも快適な環境が保たれ、使用する方のストレスを軽減しています。
さまざまな用途に対応
EDOブースは、授乳室だけでなく、休憩室やカームダウンスペースとしても多く採用されています。例えば、学校、図書館、商業施設などで、授乳室や休憩室として役立っています。特に、感覚過敏や発達障がいを持つ方にとっても安心できるカームダウンスペースを提供し、感情のコントロールやストレス軽減にも寄与します。
目的外利用の対策
授乳室の運用に際し、目的外利用の問題もありました。喫煙や飲酒といった行為が問題視される中、EDOブースではスマートロック機能と通話機能を組み合わせ、施設運営者が利用者を確認し、遠隔でロックを解除できる仕組みを導入しています。これにより、利用者にとって安心・安全な環境が保たれます。
会社概要
株式会社バルテックは、1993年に設立され、東京都新宿区に本社を構える企業です。同社では、ICT機器やソフトウェアの開発・製造に加えて、木製家具の製造・販売も行っています。EDOブースを通じて、現代のニーズに即した新しい空間づくりを常に目指している企業です。
結論
EDOブースはその多機能性と快適さから、授乳室としての利用だけではなく、さまざまなシーンでの活用が期待できます。バルテックが手がけるこの空間は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。