カルビーの最新工場、広島にて2025年操業開始！環境配慮と生産性向上を両立

カルビーが広島に新たな工場を開設

カルビー株式会社（本社：東京都千代田区）は、ついに待望の「せとうち広島工場」の操業開始をアナウンスしました。この新工場は、2025年1月13日に稼働予定で、カルビーが国内に新たな工場を設けるのは約19年ぶりのことです。

工場のコンセプトとクオリティ

「せとうち広島工場」は「人と地球の笑顔をつくりだす、未来を形にする工場」をコンセプトにしています。この最新鋭の工場は、環境への配慮はもちろん、生産性の向上と作業環境の改善を同時に実現しています。

工場の設計には、再生可能エネルギーや循環型エネルギーシステムを取り入れ、環境負荷の大幅な低減を目指しています。具体的には、温室効果ガスの排出量を50%減らすほか、廃棄物の排出量や水の使用量についても大幅な削減を計画しています。また、再エネ電力を100%利用することで、CO2フリーの電力供給も実現しています。

最先端技術の導入

工場ではDX（デジタルトランスフォーメーション）などの先端技術が投入され、自動化や省力化を進めていきます。IoT技術を活用した次世代工場モデルを展開し、高度な品質管理や多品種少量生産の実現に努めます。将来的には生産ラインのリモート監視も導入予定で、生産性の向上を図るとともに、従業員の働き方の変革にもつなげていきます。

働きやすい環境の整備

また、工場は従業員に優しい職場環境の整備も重視しています。温熱環境の改善や重筋作業の負担軽減、さらにLGBTQに配慮した厚生エリアも設けられる予定です。瀬戸内海を望む美しい環境を最大限に活かし、食堂や休憩スペースは快適にデザインされます。

代表のコメント

カルビーの代表取締役社長兼CEOである江原信氏は、今後の成長戦略「Change2025」に基づき、国内に次世代型工場を構築していく重要性を強調しています。広島という創業の地での新工場の操業開始が、地域間の需給バランスの最適化や効率的なサプライチェーンの構築につながることが期待されています。

せとうち広島工場の概要

名称: せとうち広島工場
所在地: 広島県広島市佐伯区五日市港1-2-3
敷地面積: 100,010m²
竣工日: 2024年6月28日
操業開始日: 2025年1月13日
建物構成: 生産棟（4階建て）、原料供給棟（平屋建て）
主な製造商品: ポテトチップス、堅あげポテト、Jagabee、サッポロポテト
年間生産能力: 約280億円
従業員数: 約280名（2025年4月予定）

新しい「せとうち広島工場」は、カルビーの次なる挑戦の場となり、その成長の一助となると期待されています。