春の海ごみゼロウィーク開催に伴う河川ごみ調査
一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜では、2025年6月2日と6月7日の二日間にわたり、長良川流域の河川ごみ状況を調査するイベントを実施することを発表しました。これは、春の海ごみゼロウィーク(2025年5月30日~6月8日)に合わせたもので、日本財団が進める「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として企画されています。
イベント概要
このイベントでは、ドローン技術を活用した河川漂着ごみの調査実証実験と、大学生を中心とした調査員による河川ごみの分布状況調査が行われます。これにより、内陸県の河川ごみがどのように発生しているか把握し、具体的な海洋ごみ削減策を考えるためのデータを集めることが目指されています。
1. ドローンによる河川漂着ごみ調査(公開調査)
最初のイベントであるドローン測量による漂着ごみの調査では、長良川から流出するごみの発生状況を効率良く把握することを目的としています。無人航空機(ドローン)を使用して、河川区域および堤防敷に漂着している生活ごみや自然物の位置・堆積量を記録し、その情報をデータベース化することで、今後の政策立案に役立てることを目指します。
- - 日時: 2025年6月2日(月)10時~11時30分頃
- - 会場: 海津市平田町野寺2266−3(平田リバーサイドプラザ駐車場横)
- - 内容: 開会式→飛行・測量→閉会式→集合写真
2. 長良川流域(美濃市)河川ごみ分布状況調査
次に、長良川流域の美濃市を舞台にした河川ごみ分布調査では、大学生や地域のボランティアが参加し、指定された区域でのごみ拾いを通じてその種類や量を記録します。環境意識を高め、海洋ごみの削減に向けた取り組みを広げることが目的です。
- - 日時: 2025年6月7日(土)9時30分~12時頃(受付開始 9時15分~)
- - 会場: 道の駅 美濃にわか茶屋 西側河川敷
- - 内容: ごみ拾い→開会式→閉会式→集合写真
- - 調査員: 岐阜薬科大学、四日市大学など
安全面への配慮
すべての活動において、参加者の安全には十分な注意が払われます。小雨の場合は実施し、雨天の場合は延期となる予定です。また、河川区域に存在するごみや自然物には触れないよう呼びかけています。
「海と日本プロジェクト」の意義
このようなイベントは、日本の海洋ごみ問題を自分たちの問題として捉える重要性を多くの人々に伝える活動の一環です。「海と日本プロジェクト」は、各年代の人々が海を未来に引き継げるよう行動を促すための施策を展開しています。
イベントへの参加は、環境保護に対する意識を高める絶好の機会です。新しい技術を活用した調査に参加し、自分自身の活動がどのように海洋ごみ削減につながるかを考える機会にしてみてはいかがでしょうか。