国際興業のデジタル化とAI活用の足跡
国際興業株式会社は、東京都中央区に本社を置く企業で、乗合バス事業やホテル・レジャー、不動産開発など多岐にわたる事業を展開しています。約2,100名の従業員のうち、約1,400名が現場職であるため、PCやモバイル端末の使用が難しい環境にありました。しかし、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大を契機に、業務のデジタル化を急速に推進することとなりました。
kintoneの導入と業務アプリの増加
国際興業は、サイボウズが提供するアプリ「kintone」を導入し、2022年から全社で展開を開始しました。このプラットフォーム上では現在、563のアプリが稼働しており、業務関係の掲示板や社則管理、顧客からの声を集めたアプリなどが運用されています。
他方で、アプリの数が増えたことにより、従業員からは「目的のアプリを見つけられない」といった不満の声があがるようになりました。この問題に対処するため、国際興業はkintoneの新機能である「kintone AIラボ」に目を向けました。
kintone AIラボと「検索AI」を活用した効率化
「kintone AIラボ」が提供する「検索AI」機能を活用することで、問い合わせ業務の効率化が実現しました。例えば、情報システム課はIT関連のインシデントに関するアプリに「検索AI」を追加し、過去の事例を自然言語で検索できるようにしました。この結果、入力ミスによる再調査を避けられるようになり、業務の無駄が減少しました。
また、総務部でも「検索AI」を導入し、従業員が問い合わせを行った際に、過去の案内資料を基にした正確な回答を提供することが可能になりました。このようにして、社内の問い合わせ対応の負担軽減が図られています。
バス運行情報のAI分析と運行計画の見直し
国際興業は、AIの活用をさらに広げ、バスの遅延データを分析するために「レコード一覧分析AI」を導入しました。利用者から収集した遅延情報を基に、AIが遅延の傾向を分析し、将来的には運行計画の見直しに役立てることを目指しています。これにより、乗客にとってより快適な交通サービスが提供できることを期待しています。
デジタル化の推進と全社員のデジタル技術の恩恵
国際興業は、PCやモバイル端末を持っていない社員に対してもペーパーレス化の恩恵を拡大しています。経費精算や給与明細のデジタル化からスタートし、社内の様々な業務のデジタル化を進めています。これにより、AI機能の展開が進むことで、現場の学習意欲も高まっています。
同社は今後、さらなる社内情報のデジタル化を進め、すべての従業員がデジタル技術の恩恵を享受できるよう努めていく方針です。全社のデータをkintoneに集約し、AIの活用基盤を強化することで、業務の効率化とコスト削減の実現を目指しています。
国際興業は、kintoneを用いてデジタル革新を推進している事例として、他の企業にも示唆を与える存在となっています。詳細な活用事例については、kintone製品サイトの導入事例ページを参照してください。
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kintoneについて
「kintone」とは、サイボウズが提供するノーコード・ローコードツールで、業務に必要なアプリを簡単に作成できるサービスです。ITの知識がない方でも直感的に操作でき、迅速な業務改善が可能です。40,000社以上が利用し、特にデータベース管理や業務日報作成などにおいて、現場主導の継続的な業務改善を支援しています。