港区立小学校における新たな見守りシステムの導入
東京都港区の小学校では、2025年9月から音声メッセージ機能付きのGPS端末「はろここトーク」の提供が始まります。これは、コクヨ株式会社が展開する「Hello! Family.」シリーズの一環として、家族の見守りやコミュニケーションの強化を図るための取り組みです。
1. 背景と目的
この取り組みは、港区長の清家愛氏が令和7年度予算案の一つとして発表した「GPS機能付き見守り端末の無償貸与」に基づいています。コクヨはこれに入札で選ばれ、「はろここトーク」を導入することが決まりました。この端末は、児童の登下校時の安全を確保するために設計されています。
「Hello! Family.」は、ワークスタイルやライフスタイルの多様化に応じた家族の見守りを支援するIoT商品です。これにより、保護者は子どもが登下校する際の不安を軽減できるでしょう。
2. 委託事業の詳細
港区では、児童の安全確保を目的とした様々な施策を展開しています。これに「はろここトーク」が加わることで、より一層の安全対策が講じられることになります。このGPS端末は港区の全面的な支援のもとで無償で貸与され、保護者は端末を通じて子どもの居場所をリアルタイムで把握できるようになります。
具体的には、対象となる港区立小学校の1年生から6年生の児童を希望者として選び、2025年9月以降に順次貸与される予定です。また、端末の紛失や破損については保護者負担となるため、大切に扱う必要があります。
3. 「はろここトーク」の機能
「はろここトーク」は、位置情報の確認と音声メッセージの送受信が可能なGPS端末です。保護者は専用アプリを利用して、子どもの居場所や移動経路をマップ上で確認することができ、必要に応じて音声メッセージを送信できます。
この端末には
- - 位置情報の更新機能: 任意のタイミングでお子さまの位置情報を確認
- - 行動範囲通知機能: あらかじめ設定した範囲から出た際には保護者に通知
など、安心してお子さまを見守るための多彩な機能が備わっています。
4. 開発の背景
「はろここトーク」は、コクヨの「HOWS DESIGN」プロジェクトを基に設計されています。ここでは、児童やその保護者、教育機関の意見を取り入れ、使用者が使いやすく感じるデザインを追求しています。
この端末は、ただの見守り機器ではなく、子どもたちが安心して日常を過ごすためのサポートを提供する存在です。
5. 終わりに
「Hello! Family.」は、家族間のコミュニケーションをよりスムーズにし、安心感を提供します。コクヨの取り組みは、未来の家族にとって不可欠な存在となるでしょう。
詳細については、コクヨの専用Webサイトを訪れてください
Kokuyo Hello! Family まで。