教師のやりがいとは
2025-04-23 16:46:52
教師としてのやりがいを再考する特別インタビューの後半
教師としてのやりがいを再考する特別インタビューの後半
本記事では、特別インタビュー「教師のやりがいとは何か」の後半部分をお届けします。星槎大学の天野一哉先生と手島純先生にお話を伺い、教育現場の現実や未来について考察しました。
教職概論とは
天野先生は、大学で教職課程の中核をなす「教職概論」を担当しています。この科目は、教員の職務内容や教育の意義を学生に理解させるための重要な入門科目です。最近では、令和の教育改革に基づいたテキストが使われていますが、教師自身が作成した教材の必要性を感じ、自分たちの教育観を反映させた教材作りを行うことの重要性を語ります。
教員のイメージの変化
かつて教師は「聖職者」として社会で尊敬される存在でした。しかし、近年「ブラック職業」というイメージが蔓延し、教育現場には深刻な影響を与えています。この状況は、教育の質にまで及び、優秀な教員志望者が減少する原因となっています。いま、日本の教育は大きな岐路に立たされているのです。周囲からのサポートなしでは、教育の未来が危惧されると天野先生は警鐘を鳴らします。
やりがいと搾取
「やりがい搾取」という言葉は、教育界においても問題視されています。教師のやりがいが搾取されているため、職務に対する熱意が失われつつあるのです。天野先生は、かつての教員が持っていたストライキの権利や自己主張の重要性に触れ、教育における政治的な側面についても考慮する必要があると述べます。教育と政治の関係性を見つめ直すことが、今後の教育改革へとつながるかもしれません。
教育の未来を重視
教師という職業は、あなたの未来を形成するという重要な役割を担っています。天野先生は、教育を受ける学生に「自分は何のために教育を受けるのか」という問いを投げかけ、意識とスキルの向上が求められると強調しました。教師自身も、成長し続ける姿勢が求められています。
各種教育テーマ
本書には、コミュニケーションやリテラシー、主権者教育など、様々なテーマが盛り込まれています。学生には、授業を通じて知識を深め、自分の意見をしっかりと表明する機会が提供されています。これによって、単なる知識の習得だけでなく、実践的なスキルも磨かれることが期待されます。
最後に
教育という仕事は、未来を築くために必要な職業です。天野先生と手島先生は、教育の在り方を見直し、教師のやりがいを取り戻すための取り組みを続けています。本書では、その思いが込められています。教師を目指す学生の皆さんは、ぜひ本書を手に取り、自らの教育への意識を再確認してほしいと思いますので、乞うご期待です!
話者プロフィール:天野 一哉(あまの かずや)
京都出身。早稲田大学文学部卒業後、中国中央戯劇学院に留学。フリーライターを経て、現在は星槎大学の教授として活躍。著書多数。
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