横浜市が地域と連携しボトルtoボトルのリサイクル実証実験を開始

横浜市が実施する「ボトルtoボトル」リサイクル実証実験

横浜市では、環境保護と地域コミュニティの活性化を目指し、「ボトルtoボトル」と名付けられたペットボトルの水平リサイクル実証実験を8月1日より開始しました。このプロジェクトは、市内5か所における地域コミュニティとの協力によって展開されます。

リサイクルの枠組みと対象地域

実証実験は、多様な特性を持つ商店街や学校が含まれる5つの地域で行われ、各地域から集められたペットボトルを対象としています。具体的な回収ポイントは以下の通りです：

1. 星川商店会（保土ケ谷区星川二丁目）
アンドウスポーツ店舗の入口付近に設置。
2. 金沢センターシーサイド名店会（金沢区並木一丁目）
中央部、銀行近くに設置。
3. 神奈川大学（神奈川区六角橋三丁目）
横浜キャンパス8号館前に設置。
4. 横浜市立三保小学校（緑区三保町）
職員用玄関前に設置。
5. 京浜急行金沢八景駅（金沢区瀬戸）
ウィングキッチン金沢八景3階に設置。

これらの回収機は、多くの人々が利用できる場所に配置されており、地域の利便性を考慮しています。

ボトルtoボトルの仕組みとは？

「ボトルtoボトル」とは、回収したペットボトルから新しいペットボトルを製造するリサイクル手法です。この方法は、従来の石油を原料とする製造プロセスと比較して、大幅に二酸化炭素の排出を削減できるという利点があります。具体的には、排出量を約60%も減少させることが可能です。環境に優しい選択肢として注目されています。

地域コミュニティの活性化

このプロジェクトは、環境保護だけでなく、地域コミュニティの活性化にも力を入れています。市内の人々が協力し合い、環境意識を高めることが期待されています。また、三保小学校の児童たちもこのプロジェクトに参加し、回収活動にチャレンジしていることが報告されています。子どもたちがリサイクルの重要性を学ぶ良い機会となっています。