多言語化で世界をつなぐ!WOVN USER AWARD 2024受賞企業発表
Webサイトやアプリの多言語化ソリューションを提供するWovn Technologies株式会社は、「WOVN USER AWARD 2024」の受賞企業を発表しました。
本アワードは、言語の壁を越えたユーザー体験向上と、日本社会のグローバル対応の推進を後押しするため、2024年に初めて開催されました。
今回は、「グローバルマーケティング」「インバウンド」「在留外国人」「インターナルコミュニケーション」「DX」の5部門で6社が選出されました。
受賞企業と受賞理由
グローバルマーケティング部門
受賞企業: ヤンマーホールディングス株式会社
受賞理由: エンジンなどのパワートレインを軸とした産業機械のリーディングカンパニーとして、グローバルでのブランド力強化をはかるべく、グローバルサイトを22言語に対応。現地従業員の工数削減やタイムリーな情報発信を実現した点が評価されました。また、イントラサイトも多言語対応を実施し、社内外多くの外国人ステークホルダーへ情報発信を強化している点も高く評価されました。
インバウンド部門
受賞企業: ハウステンボス株式会社
受賞理由: 海外向けプロモーションや、長崎県や佐世保市と連携しての訪日客誘致を行うにあたり、外国籍のお客様の体験向上を推進。Webサイトとアプリの両方にWOVNを活用することで、翻訳にかかる費用を抑え、ブランディングを担保した企業全体での効率的な翻訳運用を実現。さらに、多言語音声ガイドも導入するなど、デジタルとリアル双方から多言語の体験設計を強化している点を評価されました。
受賞企業: 株式会社コメ兵
受賞理由: 「ユーズド・イン・ジャパン」として海外から注目が高い日本のリユース市場において、外国人ユーザーからの商品購入・問い合わせ、取り置きの要望などに対応するため、多言語対応を実施。インバウンドに対する、旅前のサイト経由での商品取り置きや、旅後の商品追加購入など、実店舗とECサイトを組み合わせた購買行動への対応を実現した点が評価されました。特に、1点物の大規模ECというシステム面の難易度を克服した点は高く評価されました。
在留外国人部門
受賞企業: 日本航空株式会社
受賞理由: 日本を代表するナショナル・フラッグ・キャリアとして、増加する在留外国人がより快適に航空サービスを利用できるよう、日本国内向けのサイトの言語拡張を実施し、カスタマー・エクスペリエンスの向上を推進。さらに、今後多言語サイトの拡大や、同社が提供する観光メディアの多言語対応など、より一層の利便性向上を推進している点を評価されました。
インターナルコミュニケーション部門
受賞企業: 株式会社ダイフク
受賞理由: 物流システム・マテハン機器の世界トップメーカーである同社は、従業員数13,000人、海外従業員比率約70%のグローバル企業として、インナーブランディングを推進。社内での速報性の強化とDX推進により、Web社内報を従業員の母国語で展開することで、現地法人同士の情報交換やコラボレーションが生まれるという効果が現れている点を評価されました。また、コーポレートサイトの多言語化も行い、社内外多くの外国人ステークホルダーへ情報発信を強化している点も高く評価されました。
DX部門
受賞企業: 株式会社トリドールホールディングス
受賞理由: グローバルフードカンパニーとして世界中に「食の感動体験」を広げるために、ホールディングス全体でDXを推進。訪日観光客、株主や従業員など様々な世界のステークホルダーに正しくスピーディな情報発信を行うために、多言語化のプラットフォームとしてWOVNを活用し、世界に向けたブランディングを実施している点が評価されました。
特別監修
日本初のESG重視型グローバル・ベンチャー・キャピタルファンドMPower Partnersの創業者であるキャシー松井氏・関氏より、本アワードの初開催に先立ち、コメントをいただきました。
キャシー松井氏は、「世界のインターネットの情報の25%は英語で書かれています。日本語はわずか3%です。日本語を話さない人が日本語の情報にアクセスすることは難しいでしょう。これらの言語の壁を越える取り組みはESGにも繋がります。このAWARDを通じて、みなさまの取り組みにスポットライトがあたり、多言語化の意義の浸透やインクルージョンな世界の実現が加速していくことを願っております。」と述べています。
関美和氏は、「グローバルな金融業界において、外国人の投資家やお客様から『日本企業の情報が少ない。』と言われることが多くあります。それは即ち日本語と外国語のWebサイトで取れる情報が違う、あるいはタイムラグがある、ということを意味し、非常に勿体無いことだと思っていました。また、対外的な発信だけではなく、社内のコミュニケーション、グローバルな企業における社員のエンゲージメントとインクルージョンという観点でも、タイムリーな多言語化はますます重要になります。多くの日本企業が言語の壁を越えることで、グローバルにビジネスを拡大していくことを心から祈っております。」と述べています。
WOVN USER AWARDについて
WOVN USER AWARDは、WOVNを活用し、言語の壁を越えたインクルーシブな世界の実現に向けて、多言語で誰でも平等に情報にアクセスできる環境構築に尽力された企業を表彰するものです。
初開催となる今回は、WOVN導入企業の中から、ユーザー体験の向上、社会貢献性、多様性をはじめとする基準に基づき、WOVN USER AWARD事務局が総合的に審査を行いました。
WOVN.ioについて
WOVN.ioは、「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに、Webサイトを最大45言語・79のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、海外戦略・訪日外国人・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューションです。大手企業をはじめ18,000サイト以上へ導入されています。既存のWebサイトに後付けすることができ、多言語化に必要なシステム開発・多言語サイト運用にかかる、不要なコストの圧縮・人的リソースの削減・導入期間の短縮を実現します。