新理事長に大平真紀子氏が就任
6月11日、群馬県高崎市で開催された生活協同組合パルシステム群馬の第19回通常総代会において、正式に新理事長に大平真紀子氏が選任されました。今回の総代会では148名の総代の内、128名が出席し、全ての議案が承認されました。この会議を経て大平新理事長が掲げる「次の時代につなげる」というテーマのもと、組合の発展に向けた新たな方針が進められます。
議案の可決と今後の展望
総代会で承認された重要な議案は、2024年度の事業報告や予算、役員選任に関するものです。特に今年は「次の時代につなげる取り組み」「共感型パルシステム商品と活動」「SDGsの推進」という3つの重点方針を盛り込み、幅広い事業活動を展開する計画です。これにより、2024年度の総事業高は前年比101.1%の61.6億円に達し、経常剰余も1,145万円となりました。
さらに、組合員数は51,626人に増加し、地域におけるパルシステムの重要性が明確となっています。2025年度には中期計画の最終年度を迎え、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みが一層重要となります。これからの社会は少子高齢化が進み、様々な経営環境の変化が予想されますが、パルシステム群馬は安定した事業運営を重視し、次世代にとってより良い環境を提供することを掲げています。
大平真紀子理事長のリーダーシップ
新理事長の大平真紀子氏は、2007年にパルシステム群馬に加入し、2013年から理事として活躍してきました。彼女のリーダーシップのもと、組織はさらなる成長を遂げることでしょう。総代会後の挨拶で、彼女は「組合員の皆様との関係を大切にしながら、さらなる発展を目指します」と力強く語り、組合のビジョンを前向きに示しました。
新たな役員体制にも注目が集まります。代表理事専務理事には再任の髙橋成秀氏が、業務執行理事には新任の中村広樹氏、重任の木嶋三博氏が選任されるなど、多様なメンバーで構成されています。これにより、各視点からの提案とアクションが生み出され、さらに地域に根ざした協同組合が運営されるでしょう。
「SDGs」を掲げた未来へ
パルシステム群馬は、「私たちは協同の力で心豊かに暮らす地域社会を創ります」という理念のもと、SDGsの実現を目指しています。持続可能な開発目標の推進は、この地域に住む人々にとってますます重要なテーマとなっており、パルシステム群馬はその役割を果たすことを大切にしています。今後も、大平理事長のもと、地域を巻き込みながら新しい活動が展開されることが期待されます。
このような体制の変革を背景に、これからのパルシステム群馬はより多様なニーズに応えながら、持続可能な未来に向かって進んでいくことでしょう。新しいリーダーシップのもと、地域社会との結びつきを強め、協同の力を最大限に活用していく姿勢が今後も求められるでしょう。