東京都大田区で母子保健のデジタル化が進展
東京都大田区で、母子保健サービスをデジタル化する新たな取り組みとして、株式会社ミラボが母子手帳アプリ「mila-e(ミライー)おやこ手帳」とオンライン予約サービス「mila-e 予約」の導入を決定しました。このサービスは2025年10月20日から運用が開始されます。
ミラボの母子手帳アプリ「mila-e」
このアプリは、子育て家庭に向けて様々な機能を提供します。具体的には、区からのお知らせをタイムリーに受信する「メール配信・プッシュ通知」機能、予防接種を管理する「予防接種AIスケジューラー」、そして母子健康手帳の内容を管理できる「電子母子手帳機能」が含まれています。
「mila-e おやこ手帳」では、特に保護者が複数でこどもの情報にアクセスできる仕組みが整えられており、それによってICTを活用した継続的な支援が可能になります。また、アプリとオンライン予約が連携されることで、区からのお知らせや子育て情報の通知を受け取りながら、オンラインで簡単にイベントなどの予約ができるようになります。
大田区の子育て支援への取り組み
大田区はこれまでも子育て家庭に寄り添った「伴走型相談支援」を実施してきました。この新サービスは、さらなる支援事業の充実を目指して導入されるものであり、地域の子育て支援体制を強化する重要なステップとなります。大田区の取り組みは、多くの自治体にとっても参考になる事例となるでしょう。
「mila-e おやこ手帳」の主な機能
- - メール配信・プッシュ通知:区からの重要なお知らせを発見しやすくすることで、常に最新の子育て情報をキャッチ。
- - 予防接種AIスケジューラー:予防接種の日程をAIがスケジュールし、漏れのないようにサポートします。
- - 電子母子手帳機能:成長記録や健診情報などを、いつでも手元にデジタルで管理できる安心感も提供します。
オンライン予約サービス「mila-e 予約」
「mila-e 予約」では、特に転入者向けの子育て交流会などの予約が対象です。利用者はアプリから簡単に予約を行うことができます。このスムーズな体験は、保護者にとっても大きな助けと言えるでしょう。
ユーザーへのアクセス手段
アプリは、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能です。また、ブラウザ版も用意されており、公式サイトからアクセスできます(https://oyako-techo.jp/)。こうした便利さが、地域の子育てに貢献することは間違いありません。
ミラボについて
株式会社ミラボは、2013年に設立された企業で、主に自治体向けのデジタルサービスを手掛けています。最近では約400の自治体に対してデジタル化支援を行っており、その理念は「未来を創造し社会に貢献する」ことです。これからも、子育て支援の分野において新しい技術を取り入れながら、より良いサービスを提供していくことでしょう。
大田区における「mila-e」サービスの導入は、地域の子育て支援の新たなモデルとなることが期待されています。