子どもの未来を拓く新プログラム『Manabee』が開始します
2025年7月26日から、箕面市に位置する認定NPO法人コクレオの森が「学び場コーディネーター Manabee プログラム 2025」を開催します。このプログラムは、教育や子育てに関わる全ての人々を対象にした連続講座であり、下記の「4つのエッセンス」を通じて教育現場に新しい風を吹き込むことを目的としています:
- - 自己肯定感
- - 自己決定
- - 対話
- - ESD(持続可能な開発のための教育)/参画
20年以上にわたって「子どもが学びの主人公」として活動してきた箕面こどもの森学園。この学校では、対話を通じた学びが実践されており、今回のManabeeプログラムでは、その実践を土台にして子どもたちが抱える不登校や無気力などの重要な課題にもしっかりと取り組んでいきます。プログラムでは、参加者が自己肯定感や主体性を育むための実践的視点を模索し、共に考えていきます。
プログラムの概要
このプログラムは、前半と後半に分かれています。前半では講座と合宿を通じて「インプットと体感」を行い、後半では「アウトプットと実践」をテーマにします。参加者は、実際に箕面こどもの森学園の子どもたちに向けた学習プログラムを企画し、その実施を通じて自らの学びを深めます。更に、全国各地から参加可能なオンラインコースも用意しています。
【開催概要】
- - 日時:2025年7月26日から12月13日まで(全日程参加、一部参加も可能)
- - 会場:認定NPO法人コクレオの森(箕面こどもの森学園)、大阪府箕面市小野原西6-15-31(阪急北千里駅から徒歩20分)
- - 定員:全日程コース15名、単発参加各回5名、オンライン各回10名
- - 参加対象:教職員、子育て中の保護者、不登校支援やフリースクールに関わる方々
- - 内容:講座、合宿、子ども向け学習プログラムの企画・実践、報告会
参加者の声
参加者からのフィードバックも、プログラムの魅力を伝えています。ある学生は、「初めは大人ばかりの中で緊張したが、参加者が対等に接してくれたことで安心して参加できた」と語ります。また、40代の教員は、「NVCの実習を通じて、自他の中の『願い』を理解する機会が大きな体験だった」と感じています。子どもに向き合う中で、自己の原点を再確認することができたことが、彼らにとっての収穫となったようです。
さらに、20代の公立学校の教員は、「子どもの興味や関心を中心にした教育プログラムの構築を一から学ぶことができた」と実感しています。また、精神保健分野で働く看護師は、「教育分野に飛び込むことで、様々な体験を通じて学びの本質に触れることができた」と述べています。
コクレオの森の目指す姿
箕面こどもの森学園では、主体的に学ぶ楽しさを知り、自他を大切にすること、対話を通じて「ともにつくる」力を育てることを願っています。与えられる教育から、自己学習や共に作り出すプロセスへとシフトすることを目指しています。同校ではプロジェクト型の学習や、子どもたちが対話を通じて行事を作り上げるような教育活動を通じて、未来の民主社会を担う人材を育成しています。
興味がある方はぜひこの機会を逃さず、詳細や申し込みについてはコクレオの森のホームページをご覧ください。