株式会社シカタが新たに展開するミニトマト栽培事業
青森県三戸郡階上町に本社を構える株式会社シカタ(代表取締役 髙田貴寛)は、青森みちのく銀行及び日本政策金融公庫青森支店からの協調融資を受け、地域の農業プロジェクトを加速させることを発表しました。具体的には、約3.8億円をかけたミニトマト栽培施設の新設に取り組みます。
プロジェクトの概要と目的
本プロジェクトは、階上町赤保内地区において約50アールの規模で新しいミニトマトハウスを建設するもので、2024年10月には「農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律」に基づく「生産方式革新実施計画」として青森県内で初めて認定を受けた取り組みです。この計画を通じて、地域の農業生産性を高め、持続可能な農業経営の実現を図ります。
スマート農業技術の導入
新しく設置されるミニトマトハウスでは、環境データを集める統合環境制御システムを活用し、温度や湿度、CO2濃度、日射量を自動で管理します。これにより、栽培に最適な環境を作り出し、成長を促進します。また、自動カーテン装置や多目的細霧冷房装置を装備し、ハウス内の環境管理を効率的に行うことが可能です。さらに、高軒高低コスト耐候性ハウスを導入することで、外的な環境影響を最小限に抑える効果も期待されています。これにより、水道光熱費などの管理コストの削減も見込まれています。
地域経済の活性化へ向けた期待
株式会社青森みちのく銀行の工藤一成氏は、「創業から5年、シカタ社の新たな成長に貢献できることを嬉しく思う」とコメントし、髙田社長や小山内取締役の情熱がシカタ社の成功に繋がっていることを強調しました。また、あおもり創生パートナーズの野田晃之介氏は「一年365日、変わらぬ美味しさを食卓へ。」という理念のもと、高糖度ミニトマトの年間出荷を実現するためのプロジェクトであると説明しました。
日本政策金融公庫の村田篤俊氏も、工程の中でスマート農業技術を導入することで、農業経営の持続可能性を追求していると語りました。
シカタ社の事業のこれから
シカタ社は、異業種から集まったメンバーが協力し、地域の農業や生産者との連携を強化しながら、事業を進めてきました。今後はこの支援を最大限に活用し、地域浮揚に繋がるようなプロジェクトを推進する方針です。特に高糖度ミニトマトの生産に取り組み、地元名産品としての認知度向上を目指します。
今回の資金調達とスマート農業への挑戦が、青森県の農業界に新たな潮流を生むことを期待し、地域の農業活性化に貢献する取り組みが拡大していくことを願います。
最後に、シカタ社の情報については公式ウェブサイトやSNSで発信されるので、チェックしてみてください。これからのシカタ社の動向を見逃せません!