茨城の農家が贈る、世界が認めた米粉バウムクーヘンの挑戦
茨城県行方市にある「NAMEGATA米こバウムクーヘン」は、農家である深作 秀喜さんが代表を務め、自家製粉したコシヒカリの米粉を100%使ったバウムクーヘンを製造しています。このたび、チェコ・プラハで開催された国際的な品質認定機関『MONDE SELECTION 2025』に初出品し、見事に優秀品質金賞を受賞しました。この快挙は、さまざまな想いを持つ深作さんの努力の賜物です。
地元の魅力を活かした商品展開
深作さんは、日々接する野菜や米を使って、消費期限が長く持ち運びしやすい加工品を作ることでお客様に喜んでもらいたいと考えていました。そこで出会ったのが、米粉を使ったバウムクーヘンの製造方法です。2024年1月にバウムクーヘン専門店をオープンした際には、地元の素材を使うことに強くこだわり、茨城県産100%の素材を使用しています。
店内のデザインやパッケージは、故・桑田二郎氏によるユニークなキャラクターデザインが特徴で、訪れる人々に楽しい雰囲気を届けています。深作さんは地元の美味しさと遊び心を表現したいと考え、地域の魅力を存分に発揮しています。
世界で認められた味
行方市は、霞ケ浦と北浦という2つの湖に囲まれた地域で水はけが良く、根菜類の栽培に適した肥沃な土壌を誇ります。この環境で育ったレンコンやサツマイモ、イチゴなどの農作物は高品質です。そんな素晴らしい素材を活用し、2025年度のモンドセレクションに挑戦した「プレーン」「れんこん」「小松菜」のバウムクーヘンが優秀品質金賞を受賞したことで、茨城の農産物の美味しさを広める第一歩となりました。
特に『れんこん』のバウムクーヘンは、ミシュランスターシェフらの高評価を得ており、外観の美しさや風味の豊かさが称賛されています。れんこんの風味が感じられると同時に、風味の持続性にも高い評価が寄せられています。「福」という焼き印も施され、縁起物としての文化的背景も考慮されています。
新たなチャレンジ、夏の味わい
今後、茨城県で1位の生産量を誇るメロンを使用した『鉾田のメロン バウムクーヘン』を、夏に新発売する予定です。深作さんは、「桑田二郎さんに描いていただいたデザイン画はまだまだあり、新しいパッケージデザインも待たれているため、今後も1年に1~2品は新商品を展開していきたい」と意欲を示しています。
店舗情報
- - 店舗名: NAMEGATA米こバウムクーヘン
- - 代表者: 深作 秀喜
- - 所在地: 茨城県行方市玉造甲5259-1
- - ホームページ: NAMEGATA米こバウムクーヘン
豊かな自然の恵みを活かした、こだわりのバウムクーヘンをぜひ一度ご賞味ください。