感性プロジェクト始動
2025-09-29 19:07:36
近畿大学生が大阪・天満で感性を探る新プロジェクト始動
感性を基にしたまちづくりプロジェクトが始まる
令和7年(2025年)10月、近畿大学文芸学部のプロデュースゼミと株式会社ロフトワークが協力して、大阪・天満で新しいプロジェクト「まち感性ラボ」天満リサーチがスタートします。この試みは、地域の文化や感性をデータとして可視化し、新たなまちづくりに繋げることを目指しています。
プロジェクト概要
「まち感性ラボ」とは、地域の持つ感性を理解し、可視化するためのプラットフォームです。これまでは、人口や人の流れといった定量データが中心に据えられていましたが、昨今では「居心地の良さ」や「ウェルビーイング」といった主観的な価値が重要視されています。そのため、近畿大学のゼミ生は、この感性データを活用して、まちの新しい景観や人々の関係性を指標化する実験を行います。
本プロジェクトでは、毎月1回のフィールドリサーチを実施し、地域の文化的な文脈を踏まえながらデータを収集します。加えて、収集したデータを「感性指標カード」として開発し、実際に何を増やすべきかを提案します。特に、2026年1月に予定されている公開イベント「まち感性指標品評会」は注目の機会となります。このイベントでは、参加者たちが新しい都市の感性指標について議論し、地域の住民や関係者が一堂に会し意見を交わせる場を設ける予定です。
FabCafe Osakaについて
プロジェクトの活動拠点であるFabCafe Osakaは、地域住民やクリエイターが集まる場として、フィジカルな体験を提供することを目的としています。美術思想「アンフォルム」に基づいたこのスペースでは、人々が身近に感じられる地域の文化や感性が生まれ、交流が促進されることを期待しています。そこでは、地域の感性に隠れた価値を引き出す努力が続けられています。
近畿大学文芸学部の役割
今回のプロジェクトの中心となる近畿大学文芸学部のプロデュースゼミは、商業施設や福祉現場とのコラボレーションを通じて、実践的なプロデュース力を養っています。ゼミ生たちは、エンタメから社会問題までさまざまな視点で地域に関わり、新しいアプローチで問題解決を試みています。
このプロジェクトを通じて、まちづくりの新たな可能性が広がることが期待されます。多様な感性や価値観を大切にしながら、地域がさらに魅力的な場所へと進化する瞬間を見ることができるでしょう。興味のある方は、ぜひFabCafe Osakaを訪れ、この新しい取り組みに参加してみてください。
会社情報
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学校法人近畿大学
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