越前和紙を満喫する工芸宿「SUKU」オープン
福井県越前市今立に、越前和紙を体験できる工芸宿「SUKU」が2025年11月9日(日)にオープンします。この宿は、越前鯖江地域の持続可能な観光を促進する一般社団法人SOEが運営し、和紙産地の魅力をたっぷりと感じられる宿泊拠点を目指しています。
和紙の「漉く」と宿の「宿」を組み合わせた名前
「SUKU」という名前は、和紙を「漉く」と「宿」の二つの意味を込めています。静かな和紙の産地に位置するこの宿は、3部屋のみという特別感を大切にし、来るゲストを和紙の世界でお迎えします。
デザインされた空間で感じる越前和紙の進化
宿に入ると、16の和紙職人が作成した白い和紙が貼り重ねられたレセプションが訪問者を出迎えます。客室は「楮(コウゾ)」、「三椏(ミツマタ)」、「雁皮(ガンピ)」と、和紙の原材料に名付けられ、それぞれ独自のアートワークで彩られています。従来の和紙の利用法を超えた照明や家具が織りなす空間で、越前和紙の伝統と進化を体感できます。
地元食材を活かした特別料理
宿泊の楽しみの一つは、地元の創作フレンチを提供する「MarPe」の谷橋シェフが監修する特別メニューです。夕食には越前和紙を用いた「奉書包焼き」をご用意し、越前漆器や越前焼きなどのテーブルウェアも使われます。また、近隣には地元のお食事処もあるため、多様な食体験が可能です。
和紙漉き体験で特別な旅を
滞在中には周辺の和紙工房を訪れ、職人たちの技術を間近で見ることができます。また、和綴じやその他のワークショップも用意されており、訪れる皆さんはそれぞれの体験を持ち帰ることができます。
開業に向けてクラウドファンディングを実施
2025年11月の開業に向けて、10月10日からクラウドファンディングがスタートします。支援者には宿泊割引券や特別産地ツアー、視察プランなどの特典が用意されています。地域の未来に寄り添う宿として多くの支援を求めています。
1500年の歴史を誇る越前和紙
越前市今立は1500年の歴史がある越前和紙の産地です。全国唯一の紙祖神「川上御前」を祀り、工芸の心を大切にしています。越前和紙は古くから優れた技術を持ち、今もなおその品質や技術が維持されています。
積聚する工芸のまち
越前鯖江エリアでは、漆器や焼物、和紙など多彩な伝統工芸が受け継がれています。「SUKU」は、この地域の魅力を身近に感じられるよう、宿泊者をサポートします。地域のスタッフが旅のコンシェルジュとなり、周辺でのおすすめ情報を提供。
施設概要
- - 施設名: 越前和紙を体感する工芸宿「SUKU」
- - 所在地: 福井県越前市岩本町13-4-1
- - アクセス: 北陸新幹線越前たけふ駅より車で約10分
- - 客室数: 3部屋
- - 開業日: 2025年11月9日
- - 予約開始: 2025年10月10日
- - お問い合わせ: [email protected]
- - WEBサイト: Craft Invitation
- - 運営者: 一般社団法人SOE
「産業観光を通じて持続可能な地域をつくる」ことを目指す工芸宿「SUKU」。あなたも是非、「越前和紙」を体感する素敵な宿泊体験をお楽しみください。