入間市手揉狭山茶保存会、20年連続日本一の快挙
埼玉県入間市に拠点を置く入間市手揉狭山茶保存会が、2023年の第33回全国手もみ茶品評会において、史上初の20年連続日本一を達成しました。この偉業は保存会の会長である平塚尚吾氏を含むメンバーの努力の賜物であり、入間市長の杉島理一郎氏に感謝を込めて報告されました。
偉業達成の背景
平塚会長は報告の中で、「この素晴らしい成果は、杉島市長をはじめとする行政の支援、そして会員たちの切磋琢磨の結果です」と語り、持続的な情熱と仲間同士の協力が重要であったことを強調しました。また、今回の品評会では保存会の会員である間野隆司氏が個人部門でも1等1席を受賞。自身にとっては3度目となり、最も感触が良かったと振り返りました。
手もみにかける情熱
間野氏は受賞の喜びを語り、「今年は特に達成感があった」と述べ、杉島市長との天皇陛下との面会やお茶の出来栄えに自信を持って臨んだ結果であると感慨深く語っていました。彼の情熱や努力によって、狭山茶の卓越した技術が多くの人々に引き継がれています。
愛され続ける狭山茶の魅力
平塚会長は、この五つの星の下で得た成功に満足することはなく、普及活動への情熱を示しています。「入間市内の小学校にて、3年生向けの手もみ茶教室を開催し、狭山茶の魅力を伝えています」と語り、地域の文化継承に力を入れていることを明らかにしました。また、最近の大阪・関西万博での実演披露も成功し、入間市の手揉茶が日本国内外に認知されたことは質の向上にも寄与しています。
市長の称賛と期待
杉島市長は、この栄誉に対する感謝と誇りを表明。「入間市には、今後も狭山茶を広めるための徹底的な努力が求められています。来年、市制60周年を迎えるにあたり、さらなる発展を期待しています」と語り、地域全体としての魅力を向上させるための連携を呼びかけました。
未来への取り組み
間野氏と平塚会長は、今後も若い世代への技術伝承や地域への貢献に力を入れる意向を示し、「狭山茶の特産物としての価値をさらに広めていきたい」と力強く締めくくりました。入間市手揉狭山茶保存会の長年にわたる努力が、全国的な誇りとなり、これからのさらなる成功に繋がることが期待されます。
入間市は、伝統的な狭山茶文化を守りながら、世界に向けてその魅力を発信し続けていくのです。地域の誇りである狭山茶を通じて、入間市がますます成長し、発展していくことを多くの人々が期待しています。