最近、物価高が続く中で、子どもたちのお金の使い方に変化が見られるようです。NPO法人キッズフリマによる調査によれば、2026年のゴールデンウィーク中、約86%の子どもが使った金額は3,000円以内でした。この調査は、キッズフリマに参加した保護者を対象に行われ、その結果からは子どもたちが単に「欲しいから買う」のではなく、しっかりと考えてお金を使っている姿勢が浮き彫りになりました。
調査結果によると、1,000円未満および1,001〜3,000円未満の支出をした家庭が全体の86%を占めており、3,001円以上の支出をした子どもは少数派にとどまりました。このことは、子どもたちが限られた予算の中で賢く買い物をし、選択をしていることを示唆しています。特に自由回答では、「予算内で買えるものを選ぶ」「本当に欲しいものだけを選ぶ」「欲しいけれど我慢する」といった声が多く寄せられました。
保護者のコメントによると、「全部は買えないので、本当に欲しいものだけを選んでいた」「お財布の中身を見ながら、今回は買わずに我慢することができた」といった観察がありました。これは、子どもたち自身が自分のお金をどのように使うかを熟考している証拠です。欲しい商品を見つけた際にも、金額を見ながら「今は買わない」と選択する姿も見受けられました。
キッズフリマでは、こうした買い物の経験を通じて、お金の使い方を学ぶ大切さを伝えています。商品を買うだけでなく、自分のお金を使って価値ある選択をするということが、子どもたちにとっては新しい学びとなっています。「本当に必要か?」「後で別のものを欲しくなるかもしれない」という問いを持って買い物をすることは、実生活で役立つスキルの一つです。
NPO法人キッズフリマの理事長、赤池慶彦氏は、今回の調査結果を受け、「子どもたちは、大人が思っている以上にしっかりと考えながらお金を使っています。『欲しいから買う』のではなく、『今必要か』を判断している様子が多く見られました」と述べています。キッズフリマでは、売る経験だけでなく、買う体験を通した金融教育の重要性を強調しています。
調査に関しては、2026年5月に実施されたもので、165件の有効回答が得られました。今回は、子どもたちの消費行動が単なる「買う」行為ではなく、お金との付き合い方を学ぶ重要なステップであることが強調された結果となりました。
NPO法人キッズフリマは、全国の子どもたちにお金のリテラシーやリユース意識を育むため、体験型イベントを展開しています。これからも、子どもたちが自分のお金をどう使うか、どのように選択するかを考える力を育てることに力を入れていきます。