ESGで未来を築く
2023-09-14 15:39:23
サムライ・キャピタルがESG配慮のグリーンビルファンドを設立し、省エネ化工事を推進
サムライ・キャピタルがグリーンビルファンドを設立
サムライ・キャピタル株式会社(東京都港区)は、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した活動をさらに強化する目的で、新たにグリーンビルファンドを設立しました。このファンドは、東京都内にある3棟の既存オフィスビルを対象に、それぞれ省エネ化工事を実施し、BELS☆☆☆以上の省エネ性能認証を取得することを目指しています。
ファンドの詳細
この新設ファンドは、合同会社グリーンビルPJ1を通じて展開され、昭和リース株式会社がアレンジ業務に参加しています。また、資金調達のため、株式会社中国銀行がシニアローンを提供し、芙蓉総合リース株式会社がメザニンローンを供給することになります。
さらに、合計6社の匿名組合出資が行われており、これには東銀リース株式会社や滋賀銀行、ちゅうぎんインパクトファンド投資事業有限責任組合、九州リースサービス、エクシオグループなどが名を連ねています。このように、多様な企業が協力することで、ファンドの実現が期待されています。
省エネ化工事に関しては、株式会社プランテックが設計を担当する予定です。これにより、環境へ配慮した建物づくりが進められ、持続可能な未来の実現を目指します。
ESGへの取り組み
サムライ・キャピタルは、これまでにも数々のESGを重視したプロジェクトに取り組んできましたが、今回のファンド設立は、その目的をさらに加速させるものとなります。政府が掲げる2030年度までに46%のCO2排出削減(2013年度比)や、2050年に向けたカーボンニュートラル達成を視野に入れたこの取り組みは、日本の建築業界に新たな風をもたらすことが期待されます。
特に注目される点は、既存の建物をテナントが入居した状態で省エネ化工事を行うという新しいアプローチです。これは、従来のスクラップアンドビルドの考え方に対抗するもので、資源の無駄遣いを避けつつ、バリューアップを図ることが可能です。この手法により、環境負荷の軽減が実現されるだけでなく、持続可能な経済活性化にも寄与するでしょう。
まとめ
サムライ・キャピタルの新しいグリーンビルファンドの設立は、企業にとっても社会全体にとっても大変意義深い取り組みです。ESGを投資戦略の中心に掲げ、多様な企業と協力しながら、持続可能な建築物の実現に向けた一歩を踏み出しました。この動きは、今後の日本のオフィスビル市場においても革新をもたらすことでしょう。私たちの未来に向けた重要な試みが始まったといえます。
会社情報
- 会社名
-
サムライ・キャピタル株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー9階
- 電話番号
-
03-5412-7262