海のお仕事体験プロジェクト:さかた海鮮市場での鮮魚店の体験
2025年3月8日、山形県のさかた海鮮市場にて、一般社団法人地域みらい創造センター主催の「海のお仕事体験プロジェクト」が行われました。このイベントには、小学4〜6年生の親子が参加し、海の恵みを学びながら鮮魚店での仕事を体験する貴重な機会となりました。
イベントの背景
この取り組みは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として実施されており、次世代に豊かで美しい海を引き継ぐことを目指しています。海に関わる仕事を学ぶことで、子どもたちは海環境の大切さを感じ、未来への責任を意識することが期待されています。
イベントの詳細
イベントは、酒田市船場町に位置するさかた海鮮市場で行われました。参加者は親子5組、合計11名。まず、参加者は鮮魚店の講師から市場の仕事内容についての説明を受け、その後、実際の鮮魚店内を見学しました。ここでは、庄内浜で水揚げされた魚介類についての話を聞くことで、海の恵みを身近に感じることができました。
実際に魚に触る体験や、水槽の中で生きた魚や貝をじっくり観察する時間も設けられ、参加者たちは興味津々で夢中になりました。特に、普段は触れない魚に触れることで、彼らの目は輝いていました。
魚をさばく体験
次に、実際に魚をさばく体験が行われました。加工された売り場を訪れ、講師のデモンストレーションを見た後、参加者たちは自分でさばく作業に挑みました。真剣な表情でお刺身に加工していく姿はとても印象的で、各自が自分の作品を誇らしげに持つ様子が見られました。
オリジナル海鮮丼の制作
自分でさばいた魚を使って、参加者たちはオリジナルの海鮮丼を作ることに挑戦しました。自由に盛り付けを行い、保護者の分も含めてカラフルで美しい海鮮丼が完成しました。この創作活動を通じて、子どもたちの表現力や創造力が引き出され、新たな自信を持つ姿が伺えました。
参加者の声
参加した子どもたちや保護者からは、強い感動を伴う感想が寄せられました。「将来は海に関わる仕事がしたい」という希望を語る子どもや、「家でもチャレンジしてみたい」と話す親たちの姿が印象的でした。また、イベントを通じて普段はできない貴重な体験が得られたことに、多くの参加者が感謝の気持ちを表しました。
まとめ
このような体験型のイベントは、子どもたちに海についての理解を深めさせると同時に、自然環境の大切さを伝える素晴らしい機会です。未来を担う子どもたちが、海の恵みを感じ、自分たちの手で未来をつくり出す力を育むことが重要です。これからもこのようなプロジェクトが継続され、さらに多くの子どもたちが海と触れ合い、さまざまな体験を通じて成長していくことを願っています。